天から地に投げ落とされた私たちの敵

「その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、 「今や、われらの神の救と力と国と、 神のキリストの権威とは、現れた。 われらの兄弟らを訴える者、 夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、 投げ落された。 兄弟たちは、 小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、 彼にうち勝ち、 死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。」(‭‭ヨハネの黙示録‬ ‭12‬:‭10‬-‭11‬)

終末の話である。天では戦いが起り、ミカエルとその御使たちとが龍と戦った。龍もその使たちも応戦しても勝てず、天には彼らのおる所がなくなった。この巨大な龍、すなわち悪魔とかサタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは地に投げ落され、その使たちももろともに投げ落された。 

この様子をヨハネは幻の内に見た。天で大きな声がし、こう言った。「今や、われらの神の救と力と国と、 神のキリストの権威とは現れた。 われらの兄弟らを訴える者、 夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は 投げ落された。 」

サタンまたは悪魔の行末は敗北である。サタンは夜昼私たちの神の前で、兄弟たちを訴えるが、イエスを信じて救われた私たちは、すべての罪を赦された。悪魔に勝利し、私たちをあがない、神の子どもとしてくださった神が共にいるのだから、私たちは敗北者である悪魔を恐れる必要はない。キリストはサタンに打ち勝ち、正義は悪に打ち勝ったのである。

天の大声は言った。「 兄弟たちは、 小羊の血と彼らのあかしの言葉とによって、 彼にうち勝ち、 死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。それゆえに、天とその中に住む者たちよ、 大いに喜べ。」

天における戦いは決着がついたが、地では、龍であるサタンは自分が地上に投げ落されたと知ると、男子を産んだ女を追いかけた。 龍は、女に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。」(ヨハネの黙示録‬ ‭12‬:‭7‬-‭13‬, ‭17‬)

やがて天に行く私たちは、この先天の御国においてサタンの働きから解放され、神の恵みの中を歩むことができる。

悪が蔓延るニュースを聞き、暴虐を目にすると恐怖心が出てくる。しかし私たちはサタンを恐れる必要はまったくない。悪魔はキリストの権威に服従するからだ。だから、私たちもキリストを信じ、キリストを心に受け入れたのなら、キリストの権威の下に、神と共に歩むことができる。

愛する天のお父様、御子イエスは勝利を収められました。私たちも天の御国に属する者であることを感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。