あなたがたと共に
「あなたがたと共にわたしたちを、キリストのうちに堅くささえ、油をそそいで下さったのは、神である。 神はまた、わたしたちに証印をおし、その保証として、わたしたちの心に御霊を賜わったのである。 わたしは自分の魂をかけ、神を証人に呼び求めて言うが、わたしがコリントに行かないでいるのは、あなたがたに対して寛大でありたいためである。 わたしたちは、あなたがたの信仰を支配する者ではなく、あなたがたの喜びのために共に働いている者にすぎない。あなたがたは、信仰に堅く立っているからである。」(コリント人への第二の手紙 1:21-24)
神は私たちをキリストのうちに堅くささえ、油をそそいで下さった。旧約時代に油を注がれたのは王、祭司、預言者だった。異教に見られるような魔術的な意味合いはない。「神から死すべき人間の自然的な能力ではとうてい到達不可能な権威と力が与えられる」ことの象徴であり、特別な責務とそれをなし得る権限とを意味していた。
また油は、聖霊なる神の象徴でもある。先の三つの立場のすべてを担う究極の油注がれた者=「メシア(ヘブル語)・キリスト(ギリシャ語)」として来られたのが主イエスご自身。聖霊に満たされた主は、神の救いのご計画を完全に成し遂げられ、イエスに信じ従うすべての人に油(聖霊ご自身)を注いで下さる。私たちは聖霊によって力と恵みで満たされる。
私たちは人々の信仰を支配する者ではなく、人々の喜びのために共に働いている者だ。聖霊の力と恵みにより、信仰に堅く立ち、共に働いていきたい。
愛する天のお父様、今日もあなたが私たちに力と恵みを注いでくださり、堅く支えてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。