ものの考え方

「兄弟たち。物の考え方において子どもであってはなりません。悪事においては幼子でありなさい。しかし考え方においてはおとなになりなさい。」(1コリント14:20)

ものの考え方は認知という。私たちの認知はよく歪む。ある特定の考え方の癖に囚われて物事を解釈するため、他の解釈することが難しくなるからだ。

たとえば、すべてを白黒で判断したり、「〜すべき」というマイルールがあったり、マイナス思考を持ち、レッテル貼りしたり、拡大解釈と過小評価してしまう癖などである。この認知の歪みが強いと心の健康を損ない、場合によっては抑うつ状態を引き起こすなどして自分を苦しめることになる。

パウロは物の考え方においてはおとなになりなさい、と言った。私たちの幼児期に身につけた考え方の悪い癖を取り扱いながら、ストレスと上手に付き合うことを目指すのだ。大人になるとは成熟さを指すのだから、自分を客観視して、考え方の悪い癖を治してゆくことだ。

私も自分の中に、認知の歪みがたくさんあり、過去に信じた嘘に気づかされている。今後、少しずつであっても、自分の考え方の悪い癖を治していきたい。

愛する天のお父様、私のものの考え方が成熟したものとなりますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。