わが神よ、耳を傾けて聞いてください

「わが神よ、耳を傾けて聞いてください。目を開いて、われわれの荒れたさまを見、み名をもってとなえられる町をごらんください。われわれがあなたの前に祈をささげるのは、われわれの義によるのではなく、ただあなたの大いなるあわれみによるのです。 主よ、聞いてください。主よ、ゆるしてください。主よ、み心に留めて、おこなってください。わが神よ、あなたご自身のために、これを延ばさないでください。あなたの町と、あなたの民は、み名をもってとなえられているからです」。」(‭‭ダニエル書‬ ‭9‬:‭18‬-‭19‬)

荒れ果ててしまったイスラエルの町々とイスラエルの民のためにダニエルは祈った。「わが神よ、耳を傾けて聞いてください。目を開いて、われわれの荒れたさまを見、み名をもってとなえられる町をごらんください。」またダニエルは続けた。「主よ、聞いてください。主よ、ゆるしてください。主よ、み心に留めて、おこなってください。」神が見ていないわけでも、聞こえていないわけでも、赦すことができないわけではない。

この祈りからはダニエルが民を代表して心から叫び、また切実に嘆願する様子が描かれている。実にストレートでわかりやすい。

そして祈る上で最も重要なことは、私たちが自分のために祈るのではなく、神ご自身のために祈ることだ。神の名が汚されることのないように、神の栄光が燻んだり、働きを妨害することのないように、私たちは神の名が高くあがめられるように祈るべきだろう。

このダニエルの祈りからは、私たちがシンプルかつストレートに祈ること、神の名のために祈ることを教えられた。

愛する天のお父様、あなたの御名をほめたたえます。あなたは私たちの祈りを聞いてくださいます。私たちが罪を犯すのではなく、あなたを証することができますように。あなたのあわれみと、罪の赦しを感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。