永遠の契約

「この方こそ私たちの神、主。そのさばきは全地にわたる。主はご自分の契約をとこしえに覚えておられる。命じられたみことばを千代までも。それはアブラハムと結んだ契約、イサクへの誓い。主はそれをヤコブへの定めとして立てられた。イスラエルへの永遠の契約として。」(詩篇 105:7-10)

イスラエルは「神は戦われる」という意味で、聖書に出てくるヤコブへの子孫を指す言葉だ。ヤコブは主が永遠の契約を結ばれたアブラハムの孫にあたり、主が祝福を誓われたイサクの子である。神がアブラハムを選ばれたのも、イシュマエルではなくイサク、エサウではなくヤコブであったことは神の不思議な計画であり、また永遠の契約であった。

主が結ばれた契約は、主が定められたもので、私たちが定めたり、交渉したりするようなものではない。これは宗主契約と呼ばれ、古代中東諸国の宗主が属国の王たちと支配契約に近い。主権は私たち側ではなく主にある。

そして、主ご自身はイスラエルに対して真実でありながら、イスラエルの民が不忠実であり続けていた現状を見て嘆き悲しまれたが、イスラエルを愛し続けられたのは、ご自身がアブラハムと結ばれた契約が千代に及ぶ永遠の契約であったからである。

主は府中実なイスラエルの民に対して真実さを表し続けられた姿に神が戦われ、勝利を収められた姿を見る。

主の契約は真実である。私たちも神の民となった。主に感謝して歩みたい。

愛する天のお父様、あなたは真実のお方です。私たちを永遠に愛し受け入れてくださいます。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。