小さい者にも大いなる者にも

「あなたがたは、さばきをする時、人を片寄り見てはならない。小さい者にも大いなる者にも聞かなければならない。人の顔を恐れてはならない。さばきは神の事だからである。あなたがたで決めるのにむずかしい事は、わたしのところに持ってこなければならない。わたしはそれを聞くであろう』。」(申命記‬ ‭1‬:‭17‬)

これは数百万人単位の民の指導者であったモーセから

知恵があり人に知られている千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長たちに向けて語った言葉である(‭‭申命記‬ ‭1‬:‭15‬)。

千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長にせよ、彼らがさばきをする上でモーセが忠告したことの一つは、人を片寄り見ない、つまり小さい者にも大いなる者にも聞くこと、つまり耳を傾けることであった。小さい者とは、私たちにとって最も小さい者、私たちが軽視しかねない者たちである。

さばき、またはリーダーシップを取るとき、リーダーたちの元には様々な訴え寄せられてくる。多くの人々が自らの苦しみやしんどさが聞き手に届き、共有され、また共感されると緩和される。

だから私たちが人々の訴えに対して偏りみずに傾聴することが大切だ。私たちの主なる神は私たちの小さな苦しみや悩みにも耳を貸し、私たちを慰め、私たちの祈りに応えてくださる。主は私たちを偏りみずに私たちと共にいてくださる。

私たちも人の顔を恐れず、人々の声に耳を傾けていきたい。私たちの主は、難しい内容の問題に対しても、知恵と解決を与えてくださる。

愛する天のお父様、あなたが私たちの声に耳を傾け、私たちに知恵と解決を与えてくださることを感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。