次世代を励まし強くせよ

「しかし主はあなたがたのゆえにわたしを怒り、わたしに聞かれなかった。そして主はわたしに言われた、『おまえはもはや足りている。この事については、重ねてわたしに言ってはならない。 おまえはピスガの頂に登り、目をあげて西、北、南、東を望み見よ。おまえはこのヨルダンを渡ることができないからである。 しかし、おまえはヨシュアに命じ、彼を励まし、彼を強くせよ。彼はこの民に先立って渡って行き、彼らにおまえの見る地を継がせるであろう』。」(‭‭申命記‬ ‭3‬:‭26‬-‭28‬)

主はモーセに「おまえはもはや足りている。」と言われた。モーセはヨルダン川を渡りたかった。そのことをモーセは主に伺うと、主からの返事は「この事については、重ねてわたしに言ってはならない。 おまえはピスガの頂に登り、目をあげて西、北、南、東を望み見よ。おまえはこのヨルダンを渡ることができないからである。」というものだった。

それはモーセが主の命令に従わなかったからである。岩を一度だけ打つように命じられていたのに、イスラエルの民に対する怒りと憤りを抑えることができず、二度も打ってしまい、その結果約束の地に入ることはできないと告げられた。(民数記20:11-13)

主がモーセに与えられた人生最後の課題は、「ヨシュアに命じ、彼を励まし、彼を強くせよ。」ということだった。それはヨシュアが民に先立って渡って行き、イスラエルの民にモーセがピスガの頂から望み見る地を継がせようとしていたからである。

人生の後半に私たちが取り組むべき課題は次世代への継承かもしれない。私も人生の折り返し地点を過ぎたところにいる。だから神が命じられたことを次世代に伝え、励まし、強くしていきたい。

愛する天のお父様、あなたが立ててくださる次世代を励まし、強めるために必要なことを教え、導いてください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。