神をあがめる

さて、父親のザカリヤは聖霊に満たされて預言した。「ほむべきかな、イスラエルの神、主。主はその御民を顧みて、贖いをなし、救いの角を私たちのために、しもべダビデの家に立てられた。幼子よ、あなたこそいと高き方の預言者と呼ばれる。主の御前を先立って行き、その道を備え、罪の赦しによる救いについて、神の民に、知識を与えるからである。これは私たちの神の深いあわれみによる。そのあわれみにより、曙の光が、いと高き所から私たちに訪れ、暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く。」(ルカの福音書 1:67-69,76-79)

今から2025年ほど前はユダヤの王ヘロデの時代にユダヤの地にザカリヤという名の祭司がいた。彼と妻の間には子がおらず、二人ともすでに年をとっていた。ザカリヤが主の神殿に入って香をたくことになった。彼が香をたく間、外では大勢の民がみな祈っていた。すると、主の使いが彼に現れて、香の祭壇の右に立った。(ルカの福音書 1:5-11)

これを見たザカリヤは取り乱し、恐怖に襲われた。御使いは彼に言った。「恐れることはありません、ザカリヤ。あなたの願いが聞き入れられたのです。あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。その子はあなたにとって、あふれるばかりの喜びとなり、多くの人もその誕生を喜びます。その子は主の御前に大いなる者となるからです。彼はぶどう酒や強い酒を決して飲まず、まだ母の胎にいるときから聖霊に満たされ、イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼はエリヤの霊と力で、主に先立って歩みます。父たちの心を子どもたちに向けさせ、不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。」(ルカの福音書 1:11-17)

ザカリヤは御使いに言った。「私はそのようなことを、何によって知ることができるでしょうか。この私は年寄りですし、妻ももう年をとっています。」(ルカの福音書 1:18)

ザカリヤは心の中で葛藤していた。ザカリヤは御使いを通して語られた神の言葉を信じることができず、そのしるしとして自分の口が聞けなくなってしまった。神は真実な方であるので、神が約束されたことは必ず実現に至る。

時が来ると、神はザカリヤとエリサベツとの間に男の子を与えられた。そしていよいよ名付ける時になってザカリヤは書き板を持って来させて、「その子の名はヨハネ」と書いたので、人々はみな驚いた。すると、ただちにザカリヤの口が開かれ、舌が解かれ、ものが言えるようになって神をほめたたえた。(ルカの福音書 1:63,64)

さて、父親のザカリヤは聖霊に満たされて預言した。「ほむべきかな、イスラエルの神、主。主はその御民を顧みて、贖いをなし、救いの角を私たちのために、しもべダビデの家に立てられた。幼子よ、あなたこそいと高き方の預言者と呼ばれる。主の御前を先立って行き、その道を備え、罪の赦しによる救いについて、神の民に、知識を与えるからである。これは私たちの神の深いあわれみによる。そのあわれみにより、曙の光が、いと高き所から私たちに訪れ、暗闇と死の陰に住んでいた者たちを照らし、私たちの足を平和の道に導く。」(ルカの福音書 1:67-69,76-79)

ヨハネは、人間的には遠い親戚ではあり、霊的には神の御子、救い主なる主イエスキリストの「御前を先立って行き、その道を備え、罪の赦しによる救いについて、神の民に、知識を与える」者となり、ヨルダン川で人々に水のバプテスマを授けた。

人間には理解できないことは数知れずある。しかし神にとって不可能なことは何一つない。

愛する天のお父様、あなたをほめたたえます。あなたは不可能に思える状況の中に働かれるお方です。この新しい年もあなたを信じて歩むことができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。