ダニエル・ダイエット
「どうぞ、しもべらを十日の間ためしてください。わたしたちにただ野菜を与えて食べさせ、水を飲ませ、 そしてわたしたちの顔色と、王の食物を食べる若者の顔色とをくらべて見て、あなたの見るところにしたがって、しもべらを扱ってください」。」(ダニエル書 1:12-13)
ダニエルたちは、十日の間野菜と水だけを与え、自分たちの顔色と、王の食物を食べる若者の顔色とを比べて欲しいと願い出た。
そして「十日の終りになってみると、彼らの顔色は王の食物を食べたすべての若者よりも美しく、また肉も肥え太っていた。 それで家令は彼らの食物と、彼らの飲むべき酒とを除いて、彼らに野菜を与えた。」(ダニエル書 1:15-16)
10日間野菜だけを食べてより健康的であり、さらにずっと野菜を食べ続けたダニエルたちであったが、これは菜食主義者になれという話ではなく、私たちが食べ物を通して神の素晴らしさを伝えるにはどうしたら良いか考えるようにチャレンジしている気がする。
新約聖書では、食べてはいけないものは無いし、食べることを禁じてはならないと教えている。「しかし、御霊が明らかに言われるように、後の時代になると、ある人たちは惑わす霊と悪霊の教えとに心を奪われ、信仰から離れるようになります。彼らは結婚することを禁じたり、食物を断つことを命じたりします。しかし食物は、信仰があり、真理を知っている人々が感謝して受けるように、神が造られたものです。神が造られたものはすべて良いもので、感謝して受けるとき、捨てるべきものは何もありません。」(テモテへの手紙 第一 4:1,3,4)
私たちは何を食べても良いのである。しかし、食べ方に気をつけるように聖書は教える。
「こういうわけで、あなたがたは、食べるにも飲むにも、何をするにも、すべて神の栄光を現すためにしなさい。」(コリント人への手紙 第一 10:31) 神の栄光を現わすために食べるのだ。
お酒で言えば、「酒飲みではなく」(1テモテ3:3)や「酒におぼれる者、そしる者、奪い取る者はみな、神の国を相続することができません。」(コリント人への手紙 第一 6:10)とあるが、私たちがお酒に溺れたり、酒飲みとなってしまう時に、神の栄光を現すことが難しくなる。食べ物や飲み物で人々につまずきを与えないように教える。
食べるにも飲むにも、何をするにも、すべて神の栄光を現したい。
愛する天のお父様、あなたの栄光を現すために食べたり飲んだりすることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。