主の恵み

「それから、彼らは海を渡ってゲネサレの地に着いた。 するとその土地の人々はイエスと知って、その附近全体に人をつかわし、イエスのところに病人をみな連れてこさせた。 そして彼らにイエスの上着のふさにでも、さわらせてやっていただきたいとお願いした。そしてさわった者は皆いやされた。」(マタイによる福音書‬ ‭14‬:‭34‬-‭36)

ゲネサレはガリラヤ湖の北西岸にある低地で、もともとはナフタリ族に属する要害の町だった。地名はヘブル語のガッネー・サーリーム(王子の庭という意味)から来ていると言われる。ゲネサレは、豊かな泉がある、よく潤された肥沃な地で、ふんだんに流れ出る水により、くるみ、なし、しゅろ、いちじく、オリーブ、ぶどうなどが実る主の恵みあふれる土地であった。

さらに、その土地の人々はイエスと知って、その近隣全体に人をつかわし、イエスのところに病人をみな連れてこさせた。 そして彼らにイエスの上着のふさにでも、さわらせてやっていただきたいとお願いすると、主は許され、触った者たちは皆いやされた。彼らは霊的にも恵まれた。

私たちはイエスが可哀想に思って憐れみを示し、また御心にかなった人々を癒されたのを知っているが、ゲネサレの人々に対しては、病人をみな癒されたのである。

主は私たちを豊かにし、また癒すことのできる方である。ゲネサレの人々が自然的にも恵まれ、霊的にも恵まれたように、私たちの備え主、また癒し主であるイエスが私たちに恵みを与えてくださるように期待していきたい。

愛する天のお父様、あなたの備え、また癒しを感謝します。ゲネサレの人々に与えられた恵みに等しく、またそれ以上にお 恵みをお与えください。主イエスキリストの御名によって、アーメン