思慮と英知

また思慮と英知は、あなたをよその女から、ことばの滑らかな見知らぬ女から救い出す。この女は若いころの連れ合いを捨てて、自分の神との契約を忘れている。彼女の家は死へと、その道筋は死者の霊の国へと下る。この女のもとへ行く者はだれも帰って来ない。いのちの道に至ることはない。(箴言 2:16-19)

思慮と英知はよその女、別訳では遊女、から私たちを救い出す。女性だけではなく男性も然りである。私たちの周りには悪意を持って私たちに近づき、言葉巧みに、言葉滑らかに、あるいは強引さをもって私たちを誘惑してくる者たちがいる。彼らが私たちを誘惑し、私たちが罪にはまると、死と死者の霊の国へと下るという悍ましき結果を迎えると箴言の作者は警告した。私たちが死に至らないためにも、思慮と英知が必要なのである。

思慮とは何か?英知とは何か?

思慮とは十分に考え思うこと、注意をはらって考え判断することである。思慮深い人は、慎重で冷静に物事を判断し、他者や状況に対して配慮を持って行動する。単に頭の中で考えを巡らせるだけでなく、その考えを実際に行動に移す際に、他者への影響や、長期的な結果を見据えた慎重さを持つ。思慮が浅い人は他人と信頼関係を築くことが困難である。多角的に物事を捉える力があり、自己認識力が高く、他者の視点を理解でき、長期的な視野で考えられる。目先の利益や短期的な成果にとらわれない。

英知とはすくれた知恵や深く物事の道理に通じる才知のこと。不安定な時代を乗り越えるため場所、私たちが英知を結集し相互信頼が求められる。発展途上国では人口爆発が起き、地球環境の破壊、健康被害、貧困が深刻化している。二極分化を招いている。一方、日本や欧州で顕著にみられる先進国の人口停滞と高齢化は経済に打撃を与え、地域紛争が起き、ナフサなどの物資調達が困難となり、庶民生活に影響を与えつつある。すぐれた知恵、英知が私たちの生活レベルでも必要なのだ。

思慮と英知は私たちを浅はかな行動から守り、知恵ある行動に導く。自分自身の思考や感情に思慮と英知を持って生きていきたい。

愛する天のお父様、思慮と英知をお与えください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。