私の計画と神様の計画

タイトル:  私の計画と神様の計画

聖句:

“まことに、主はこう言われる。『バビロンに七十年が満ちるころ、わたしはあなたがたを顧み、あなたがたにいつくしみの約束を果たして、あなたがたをこの場所に帰らせる。

わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている──主のことば──。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。

あなたがたがわたしに呼びかけ、来て、わたしに祈るなら、わたしはあなたがたに耳を傾ける。

あなたがたがわたしを捜し求めるとき、心を尽くしてわたしを求めるなら、わたしを見つける。

わたしはあなたがたに見出される──主のことば──。わたしは、あなたがたを元どおりにする。あなたがたを追い散らした先のあらゆる国々とあらゆる場所から、あなたがたを集める──主のことば──。わたしはあなたがたを、引いて行った先から元の場所へ帰らせる。』”

エレミヤ書 29章10~14節

観察:

            神様は、祖国を追放されたイスラエルの民に、ある計画をお持ちでした。 しかし、この計画はイスラエルの民の思いの中にはありませんでした。 追放された人々は、常に自分たちの土地に戻ることを企図していました。 それゆえ、彼らは偽預言者たちが民に偽りの希望を説いているのを喜んで聞いていたのです。 偽預言者たちは、流浪の民に対する神様の計画に反するメッセージを説いていました。 彼らは、自分たちが聞きたいことを説く偽預言者に耳を傾けました。 

            神様の計画は、イスラエルの民を70年間バビロンに寄留させることでした。 家を建てて住み着き、庭に植物を植えて、その実を食べなさい。あなたの息子たちのために妻を見つけ、彼らに結婚させて、彼らも息子や娘を持つようにしなさい。そこで数を増やし、減らしてはなりません。 また、わたしがあなたがたを追放し住みついた町の平和と繁栄を求めなさい。その町が栄えるならば、あなたがたも栄えるであろうから、そのために主に祈りなさい、と。 

            しかし、偽預言者のイスラエルの民への計画のメッセージは、イスラエルの民に対する神様の計画と矛盾していました。 イスラエルの民は、神様の計画か偽預言者の計画か、どちらかに耳を傾けなければならなくなりました。 神様はエレミヤを遣わし、神様の計画をイスラエルの民に伝えました。 これは、イスラエルの民にとって理解しがたいことだとうと推察されます。 偽預言者の祖国への帰還の計画は、70年間、その場所に留まるという神様の計画と一致していませんでした。 エレミヤは、バビロンの寄留する期間である70年が過ぎたら、わたしはあなたがたのところに来て、わたしの良い約束を果たし、あなたがたをこの地に連れ戻す、と神様の計画をイスラエルの民に告げたのです。 

            神様は、「あなたがたのために立てている計画をよく知っている」と言われています。 神様はあなたと私のために計画を持っていますが、それは私たちが立てた計画ではありません。 ここに神様の計画があります。 70年間そこに留まりなさい。 主はあなたのところに来て、その良い約束を果たしてくださるでしょう。 神様は、彼らが好むと好まざるとにかかわらず、その計画を知っておられます。 神様は彼らの繁栄を計画されています。 神様の計画は、希望と未来を与えます。 その計画は、彼らに害を与えることではありません。 彼らが神様に呼び、神様に祈り、神様を求めるとき、神様は彼らに耳を傾け、私を見出してくださるのです。

            神様の計画は、私たちの計画とは無関係です。 私たちは選択を迫られています。 私たちの計画を神様の計画に委ねるのか、それとも失望の道を突き進むかどちらかです。 イスラエルの民は、自分たちの計画や願望を肯定する偽預言者の声に耳を傾けましたが、神様が自分たちをあと70年間バビロンに住まわせることを望んでおられることがわかると、失望してしまいました。 今日の教訓は以下の通りです。

– 神様を求めること、そして、自分の計画は神様の計画であると思い込まないこと。

– 神様の御心と計画の中心にいることが私たちにとって最良な場所であること。

– 私の役割は、神様が望まれることに忠実に従うことであり、そのタイミングを神様に委ねること。

– 神様は私のために計画したことだけを実現し、私が自分のために計画したことを実現されるのではないこと。

– 神様の計画は私にとって常に良いものであること。

適用:

            私はよく、神様の計画と私の計画の間で悩まされます。 私は神様のタイミングと私のタイミングについて文句を言っています。 私は混乱し、神様からの計画だと思っていたのに、そうでなかったことを神様のせいにしてしまうことがあります。 今日、私は自分の夢を神様に委ね、忍耐強くどうしたら神様の計画を待つことができるのかを神様に教えてもらうことの大切さを学びました。 今日、私は自分の考え、願望、希望をすべて神様に委ね、日々神様に導いてもらいます。 

祈り:

            イエスさま、あなたの計画がいつもベストであることを気づかせてくれたことを感謝します。 あなたが私たちを召された場所で私たちが栄えることができるという気づきを感謝します。  どうか私に忍耐強くなる方法を教え、私が人生のすべてをあなたに信頼する者でありたいと思います。 私はあなたに寄り添い、あなたへの恐れに導かれ、あなたが私のために立てた計画を第一とします。 私の人生に対するあなたの計画に喜んで満足できるよう、私を助けてください。