タイトル: 友人の裏切り
タイトル: 友人の裏切り
聖句:
“そしてすぐ、イエスがまだ話しておられるうちに、十二人の一人のユダが現れた。祭司長たち、律法学者たち、長老たちから差し向けられ、剣や棒を手にした群衆も一緒であった。
イエスを裏切ろうとしていた者は、彼らと合図を決め、「私が口づけをするのが、その人だ。その人を捕まえて、しっかりと引いて行くのだ」と言っておいた。
ユダはやって来るとすぐ、イエスに近づき、「先生」と言って口づけした。
人々は、イエスに手をかけて捕らえた。
そのとき、そばに立っていた一人が、剣を抜いて大祭司のしもべに切りかかり、その耳を切り落とした。
イエスは彼らに向かって言われた。「まるで強盗にでも向かうように、剣や棒を持ってわたしを捕らえに来たのですか。
わたしは毎日、宮であなたがたと一緒にいて教えていたのに、あなたがたは、わたしを捕らえませんでした。しかし、こうなったのは聖書が成就するためです。」
皆は、イエスを見捨てて逃げてしまった。
ある青年が、からだに亜麻布を一枚まとっただけでイエスについて行ったところ、人々が彼を捕らえようとした。
すると、彼は亜麻布を脱ぎ捨てて、裸で逃げた。”
マルコの福音書 14章43~52節
観察:
一体全体、ユダはどうしちゃったのでしょう?と聞くしかありません。 なぜ友達を裏切った?マルコの福音書には書かれていませんが、ルカとヨハネの福音書には次のように記されています。”ところで、十二人の一人で、イスカリオテと呼ばれるユダに、サタンが入った。”
ルカの福音書 22章3節
“ユダがパン切れを受け取ると、そのとき、サタンが彼に入った。すると、イエスは彼に言われた。「あなたがしようとしていることを、すぐしなさい。」”
ヨハネの福音書 13章27節
さらに、裏切りの境地に陥ったのはユダだけではありませんでした。ユダの裏切りの前に、イエスさまは弟子たちもイエスさまを見捨てて逃げてしまうと言っています。 マルコはこう書いています。「皆は、イエスを見捨てて逃げてしまった。」 私はすぐにユダと弟子たち全員を責めてしまいます。 私もいろんなことでイエスさまを裏切っていると思います。イエスさまの真理に相容れない様なことをしてしまってイエスさまを裏切ってしまい、イエスさまの召に忠実でいられないときもそうです。
サタンは人間関係を壊そうとします。人間関係を めちゃくちゃにするため、信頼関係を失わせ、人と人との間に亀裂をもたらそうと私たちの弱みにつけ込んで来ます。 裏切りの心がもたらす弊害に気をつけなければなりません。 サタンは人々の間に不仲のタネを撒き、彼らの人生を壊すことで人間関係を破壊することを楽しんでいます。
サタンは私のイエスさまとの歩みに一貫性がないことを良く知っています。私の弱さも熟知していて、それを自分の目的のために利用しようとします。 サタンは弟子たちの弱さを知って、彼らをつまずかせるためその弱さにつけ込んできました。 サタンはユダがお金に弱いことを知っていました。ペテロが軽はずみで物事を口にしてしまうことも知っていました。 弟子たちが恐さに弱く、そこにつけ込んで、恐さのゆえイエスさまを捨てて逃げ出させました。
サタンは私たちの弱さびつけ込むため日夜励んでいます。サタンはユダの心を奪ってしまったのです。サタンは私の思いや心に入って、私の主を裏切るように仕向けようとしてくることに気をつけていなければなりません。 サタンは毎日の様に私の人生において、これを仕掛け続けてきます。ですから、私に必要なのは、日々自分の心をチェックして、自分に邪悪なものが無いかどうかを確かめ、もしあれば、それを悔い改めて行くことです。サタンが私の心の中に入ろうと懸命に働いていることを決して忘れてはいけないのです。
適用:
私は、毎日、自分の心と思いを守ることを優先させます。 敵が常に私に向けて誘惑の矢を放って来ます。 サタンはいつも、表面的には良いように見えることでも、神様の目的に照らすと必ずしも良いとは言えないことを通して、自分の目的を働かせています。 今日、私は毎日、自分の心と思いを守り続けたいという思いを強くします。 私はイエスさまに忠実であり、弱さの時に私とより近くに寄り添ってくださるよう、イエスに頼っていきたいと思います。
祈り:
イエスさま、サタンはライオンのように食い尽くそうとする者を探し求めるということを思い出させてくれてありがとうございます。 あなたのみ手が、これからも私を覆い、私の心を見守り続けてくださるよう祈ります。 サタンが私の弱さにつけ込み、私のことをを滅ぼそうとすることを常に意識していられるように助けてください。 私がいつでもあなたを信頼し、あなたに近く寄り添い歩むことができるように助けてください。 主よ、あなたの守りと聖霊が私を導き、悪魔の業を見抜く知恵を与えてくださるよう、あなたに期待します。アーメン!