神の備えと神の導き
「契約の箱が出発するときには、モーセはこう言った。
「主よ、立ち上がってください。あなたの敵が散らされ、あなたを憎む者が御前から逃げ去りますように。」またそれがとどまるときには、彼は言った。「主よ、お帰りください。イスラエルの幾千幾万もの民のもとに。」(民数記 10:35-36)
イスラエルの民が部族ごとに分かれ、いよいよ主の山をさり、約束の地に進んで行こうとしていた時に、モーセは、彼のしゅうとミディアン人レウエルの子ホバブに言った。
「私たちは、主が与えると言われた場所へ旅立つところです。私たちと一緒に行きましょう。私たちはあなたを幸せにします。主がイスラエルに良いことを約束しておられるからです。」
彼はモーセに答えた。「私は行きません。私の国に、私の親族のもとに帰ります。」するとモーセは言った。「どうか私たちを見捨てないでください。というのは、あなたは、私たちが荒野のどこで宿営したらよいかご存じで、私たちにとっては目なのですから。私たちと一緒に行ってくだされば、主が私たちに下さるはずのどんな良きものも、あなたにお分かちできます。」
こうして、彼らは主の山を旅立ち、三日の道のりを進んだ。主の契約の箱は三日の道のりの間、彼らの先に立って進み、彼らが休息する場所を探した。
彼らが宿営から出発する際、昼間は主の雲が彼らの上にあった。契約の箱が出発するときには、モーセはこう言った。「主よ、立ち上がってください。あなたの敵が散らされ、あなたを憎む者が、御前から逃げ去りますように。」またそれがとどまるときには、彼は言った。「主よ、お帰りください。イスラエルの幾千幾万もの民のもとに。」(民数記 10:29-36)
モーセは荒野の地形や様子に詳しい、しゅうとホバブに頼ろうとしたが、最終的にイスラエルの民を導いたのは主ご自身であった。昼間は主の雲が、夜は火の柱が民の上に臨んだのである。
私たちは人間の知恵に頼ろうとする傾向がある。しかし私たちを導いてくださるのは、私たちの主である。主は私たちを主のタイミング、主の方法で導いてくださる。主に信頼して歩もう。
愛する天のお父様、あなたの導きと備えを感謝します。私たちの安心は全知全能のあなたから来ます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。