小羊の血

「その血はあなたがたのおる家々で、あなたがたのために、しるしとなり、わたしはその血を見て、あなたがたの所を過ぎ越すであろう。わたしがエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことはないであろう。」(出エジプト記‬ ‭12‬:‭13‬)

小羊の血は、主がエジプトの国を撃つ時、災が臨んで、あなたがたを滅ぼすことないように、家々でイスラエルのためにしるしとなり、主はその血を見て、イスラエルの所を過ぎ越すための重要なものであった。

モーセはイスラエルの長老たちに言った。「あなたがたは、主が約束されたように、あなたがたに賜る地に至るとき、この儀式を守らなければならない。 もし、あなたがたの子供たちが『この儀式はどんな意味ですか』と問うならば、 あなたがたは言いなさい、『これは主の過越の犠牲である。エジプトびとを撃たれたとき、エジプトにいたイスラエルの人々の家を過ぎ越して、われわれの家を救われたのである』」。

民はこのとき、伏して礼拝した。(出エジプト記‬ ‭12‬:‭25‬-‭27‬) 過越の祭りはイエスの時代も、今日も記念して行われ、イスラエルの三大祭りの一つとなっている。

さて、夜中になって主はエジプトの国の、すべてのういご、すなわち位に座するパロのういごから、地下のひとやにおる捕虜のういごにいたるまで、また、すべての家畜のういごを撃たれた。 

それでパロとその家来およびエジプトびとはみな夜のうちに起きあがり、エジプトに大いなる叫びがあった。死人のない家がなかったからである。 そこでパロは夜のうちにモーセとアロンを呼び寄せて言った、「あなたがたとイスラエルの人々は立って、わたしの民の中から出て行くがよい。そしてあなたがたの言うように、行って主に仕えなさい。 あなたがたの言うように羊と牛とを取って行きなさい。また、わたしを祝福しなさい」。(出エジプト記‬ ‭12‬:‭29‬-‭32‬)

主はエジプトの家を撃たれたが、イスラエルの家は小羊を屠り、その血をかもいと柱に塗ることで免れた。

私たちの主は小羊イエスである。イエスは十字架で屠られ、その血が私たちの贖いの代価だと信じた者たちは、罪を見過ごしていただき、救われることができる。

イエスの血潮に感謝したい。

愛する天のお父様、あなたは愛する御子イエスを私たちの罪のあがないのために十字架につけ、信じる者を救うようにしてくださいました。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。