人生を生きることを可能にしてくれる信仰

聖句:1 こういうわけで、このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いているのですから、私たちも、いっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てて、私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続けようではありませんか。
2 信仰の創始者であり、完成者でイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。
3 あなたがたは、罪人たちのこうような反抗を忍ばれた方のことを考えなさい。それは、あなたがたの心が元気を失い、疲れ果ててしまわないためです。（ヘブル人への手紙12：1−3）

観察:            信仰によってクリスチャンの人生は支えられています。「 このように多くの証人たちが、雲のように私たちを取り巻いている」と、

この手紙の著者はヘブルの信者たちに対し指し示しています。その証人たちとは、著者が前の章で記していた人たちです。 信仰によって彼らの人生に投げかけられたすべてのものに打ち勝った人たちです。彼らは、地獄のような問題に遭遇していたにもかかわらず、神様の約束を決して手放すことはありませんでした。それゆえ、信仰は人生を可能にし、人生の問題を解決することができます。             これらの証人たちの信仰は、私が信仰生活を歩む上でどのように役立つのでしょう？ この著者は私に、信仰がどのように成長していくのかを教えてくれています。·     いっさいの重荷を捨てようではありませんか。… 人は時として、主との歩みを妨げるものにしがみつきながらも、前に進みたがります。 著者は、信仰の成長を妨げるいっさいの重荷とまつわりつく罪とを捨てなさいと力強く言っています。 私たち捨てようとしない罪が、私たちを信仰の歩みから遠ざけることになります。·      まつわりつく罪とを捨てる  私たちは、私たちに常にまつわりつこうとする罪を持ち続けています。例えば、虚言癖や言い訳をする癖、情欲、貪り、そしてプライドなど。私たちは皆、自分の嫌いなところや、私たちにまつわりつき、私たちの信仰生活を息苦しくさせる罪を持っています。·      私たちの前に置かれている競争を忍耐をもって走り続ける。人は、それぞれに走るべき定められたレースがあります。 どのレースでも、私たちは忍耐強く走り続けなければなりません。レースに勝つためには、私もその忍耐強く走るための助けが必要です。 私は忍耐をもって走らなければなりません。·      信仰の創始者であり、完成者でイエスから目を離さない。 私がレースに勝つために、私のゴールはイエス様です。他の信者が私の目標ではありません。 イエス様は私の人生のレースの創始者であり、レースを完走するため私の信仰を完成させてくださる方です。 主は私のコーチ、私を教え、叱責し、励まし、私がレースを完走できるよう導いてくださいます。·      信仰の究極の目標の喜びを自分たちの前に置くこと。 信仰と私たちのレースにはゴールがあります。それは、永遠のうちに神様とともに座す時まで、困難にも耐え忍ぶことです。 私たちのレースのゴールは、この地上にあるのではなく、私たちの信仰の父とともに、天にあるのです。 ゴールする喜びがなければ、私たちはレース中に遭遇する困難によって弱ってしまうでしょう。 ゴールの喜びは、忍耐力を生むことに繋がります。·      罪人たちのこうような反抗を忍ばれたキリストのことを考えること。それは私たちが、心が元気を失い、疲れ果ててしまわないようにするため 。キリストは常に私たちの信仰のゴールであり目標です。キリストは耐え忍ばれました。そして、罪人たちの反抗に打ち勝ち、その人生のレースにをいて、心が折れたり、疲れ果てることはありませんでした。  
適用:              時々、私の目が、他の人がどのように信仰のレースを走っているかに行ってしまっているときがあります。 また、ある時は、疲れ果て、信仰の喜びを感じられなくなることもあります。 今日、私は自分の信仰のレースのゴールは、イエス様が走られたように、自分のレースを走ることだと教えられました。 イエス様は、み父の御座の右に着座することであるというゴールへの喜びをいつも持ち続けておられました。 私は、私の信仰の創始者であり完成者であるキリストから目を離さずに、自分のレースを走りたいと思います。祈り:        イエス様、信仰のレースをどう走ったら良いかを教えてくださり感謝します。私はしばしば間違ったところに目を向けてしまっています。 どうか、この人生というレースにおいて、私の信仰の創始者であり完成者であるあなたにいつも目を留めていることができるように私を助けてください。 どうか、私の前に信仰生活の喜びがいつも置かれていますように、そして、それはあなたのように最後まで耐え忍ぶということにほかなりません。 私の信仰の旅路において、決して疲れることなく、心が折れてしまうことがないように私を助けてください。 あなたの恵みと愛に感謝します。 アーメン！

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