わが聖なる名を汚させない

「わたしはわが聖なる名を、わが民イスラエルのうちに知らせ、重ねてわが聖なる名を汚させない。諸国民はわたしが主、イスラエルの聖者であることを悟る。」‭‭(エゼキエル書‬ ‭39‬:‭7‬)

主なる神の重要なメッセージの一つは、「わが聖なる名を汚させない」ことである。主の聖なる名が世界中ですべての被造物によって崇められるべき名であって、人の罪や悪しき者の働きによって聖なる名を汚すことの無いようにすることである。

しかし、人類のうちに罪が入り込んで以来、私たちが考えることや行動は主の名を汚すことばかりだったのではなかろうか?主の聖なる名が汚されるたびに主がイスラエルの民に、また人類に介入されて主の名が聖なるものであることを知らしめて来られた。世が終わる時まで汚名行為は続くのが人間の性である。やがて主が来られて、最後の審判がある時まで、主は私たちに対して忍耐の限りを尽くし、私たちが主の元に来ること、また帰ることを願っておられる。そして、主の名が汚されるのではなく、崇められることを待っておられる。

主の名が汚される行為の一つが、イスラエルに敵対する国々に対する主のさばきである。主が契約を結び、主が愛された民が蹂躙されているのを主は黙っておられない。この聖書箇所の文脈からは北の果てからイスラエルに攻め入るゴグの話が出てくる。

「それゆえ、人の子よ、ゴグに預言して言え。主なる神はこう言われる、わが民イスラエルの安らかに住むその日に、あなたは立ちあがり、 北の果のあなたの所から来る。多くの民はあなたと共におり、みな馬に乗り、その軍隊は大きく、その兵士は強い。 あなたはわが民イスラエルに攻めのぼり、雲のように地をおおう。ゴグよ、終りの日にわたしはあなたを、わが国に攻めきたらせ、あなたをとおして、わたしの聖なることを諸国民の目の前にあらわして、彼らにわたしを知らせる。 しかし主なる神は言われる、その日、すなわちゴグがイスラエルの地に攻め入る日に、わが怒りは現れる。」‭(エゼキエル書‬ ‭38‬:‭14‬-‭16‬, ‭18‬)

「人の子よ、ゴグに向かって預言して言え。主なる神はこう言われる、メセクとトバルの大君であるゴグよ、見よ、わたしはあなたの敵となる。 わたしはあなたを引きもどし、あなたを押しやり、北の果から上らせ、イスラエルの山々に導き、 あなたの左の手から弓を打ち落し、右の手から矢を落させる。 あなたとあなたのすべての軍隊およびあなたと共にいる民たちは、イスラエルの山々に倒れる。わたしはあなたを、諸種の猛禽と野獣とに与えて食わせる。 あなたは野の面に倒れる。わたしがこれを言ったからであると、主なる神は言われる。 わたしはゴグと、海沿いの国々に安らかに住む者に対して火を送り、彼らにわたしが主であることを悟らせる。」(エゼキエル書‬ ‭39‬:‭1‬-‭6)

主がゴグに対して行うさばきは、「わたしが主であることを悟らせる」ためであり、主が聖なることを示すためである。

今日、私たちが主の名を崇めることが望ましい。もし主の聖なる名を汚すことがあっても、主はご自身が主であることを示される。私たちは、主の聖なる名がほめたたえられるように生きたい。

愛する天のお父様、あなたの御名をほめたたえます。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。