背信の者たちよ、帰れ。

「もし人がその妻を離婚し、 女が彼のもとを去って、他人の妻となるなら、 その人はふたたび彼女に帰るであろうか。 その地は大いに汚れないであろうか。 あなたは多くの恋人と姦淫を行った。 しかもわたしに帰ろうというのか」と主は言われる。 あなたは行って北にむかい、この言葉をのべて言うがよい、 『主は言われる、背信のイスラエルよ、帰れ。 わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない、 わたしはいつくしみ深い者である。 いつまでも怒ることはしないと、主は言われる。」(エレミヤ書‬ ‭3‬:‭1‬, ‭12‬)

預言者エレミヤの時代、イスラエルの背信はひどいものであった。背信とは、自分に寄せてくれる信頼・信任に対して意図的に背くことである。神の民であるイスラエルが、神ではなく偶像を慕ったことが背信である。

それはまるで、妻を離縁して、別の女性のもとに行ってしまうことに似ている。

イスラエルの背信に自分自身を重ねると、もしかしたら同じようなことをしているのかもしれない。神を愛すると言いながら、神よりも自分自身、自分の仕事や趣味を愛することは神の前では背信かもしれない。

しかし主はイスラエルに対して、自分のもとに帰れと呼びかけられた。偶像を離れ、イスラエルの神のもとに戻るように呼びかけられたのである。

通常、離婚した妻と復縁することはない。あってもかなり珍しい。主がエレミヤを通してイスラエルに語られた言葉にもある。「もし人がその妻を離婚し、 女が彼のもとを去って、他人の妻となるなら、 その人はふたたび彼女に帰るであろうか。 その地は大いに汚れないであろうか。 あなたは多くの恋人と姦淫を行った。 しかもわたしに帰ろうというのか」

背信のイスラエルに対する主のメッセージはこうだった。『主は言われる、背信のイスラエルよ、帰れ。 わたしは怒りの顔をあなたがたに向けない、 わたしはいつくしみ深い者である。 いつまでも怒ることはしないと、主は言われる。」

私たちの主は私たちの問題をズバリ指摘して、主のところに帰るように迫られる。主は良いお方であり、あらゆる問題の解決を与えてくださるからだ。

主のもとに帰ろう。

愛する天のお父様、あなたは不忠実で不信仰の私たちを赦し、私たちが主のもとに帰るように呼びかけてくださるお方です。あなたはいつまでも怒ることはせず、いつくしみ深いお方です。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。