霊の二つの分
「彼らが渡ったとき、エリヤはエリシャに言った、「わたしが取られて、あなたを離れる前に、あなたのしてほしい事を求めなさい」。エリシャは言った、「どうぞ、あなたの霊の二つの分をわたしに継がせてください」。 エリヤは言った、「あなたはむずかしい事を求める。あなたがもし、わたしが取られて、あなたを離れるのを見るならば、そのようになるであろう。しかし見ないならば、そのようにはならない」。」(列王紀下 2:9-10)
エリヤがやがて地上から取られて天に上げられようとしていた時、エリヤはエリシャに言った、「わたしが取られて、あなたを離れる前に、あなたのしてほしい事を求めなさい」。
するとエリシャは言った、「どうぞ、あなたの霊の二つの分をわたしに継がせてください」。エリシャはエリヤの霊の二つの分を求めたのである。つまりエリヤの二倍の霊を求めた。
彼らが進みながら語っていた時、火の車と火の馬があらわれて、ふたりを隔てた。そしてエリヤはつむじ風に乗って天にのぼった。 エリシャはこれを見て「わが父よ、わが父よ、イスラエルの戦車よ、その騎兵よ」と叫んだが、再び彼を見なかった。
そこでエリシャは自分の着物をつかんで、それを二つに裂き、 またエリヤの身から落ちた外套を取り上げ、帰ってきてヨルダンの岸に立った。 そしてエリヤの身から落ちたその外套を取って水を打ち、「エリヤの神、主はどこにおられますか」と言い、彼が水を打つと、水は左右に分れたので、エリシャは渡った。 エリコにいる預言者のともがらは彼の近づいて来るのを見て、「エリヤの霊がエリシャの上にとどまっている」と言った…(列王紀下 2:11-15)
エリコの町の人々はエリシャに言った、「見られるとおり、この町の場所は良いが水が悪いので、この地は流産を起すのです」。 エリシャは言った、「新しい皿に塩を盛って、わたしに持ってきなさい」。彼らは持ってきた。 エリシャは水の源へ出て行って、塩をそこに投げ入れて言った、「主はこう仰せられる、『わたしはこの水を良い水にした。もはやここには死も流産も起らないであろう』」。 こうしてその水はエリシャの言ったとおりに良い水になって今日に至っている。」(列王紀下 2:19-22)
このように神が私たちに聖霊を与えられ、神の業をなさせてくださる。もし神がご自身の霊の二つ分を私たちに与えてくださるのなら、神の素晴らしさ、神の栄光を表したい。
愛する天のお父様、日々聖霊に満たされ、あなたの栄光が輝き、また私の内に喜びが増し加わりますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。