愛以外の借りを作らない

「互に愛し合うことの外は、何人にも借りがあってはならない。人を愛する者は、律法を全うするのである。」(‭‭ローマ人への手紙‬ ‭13‬:‭8‬)

パウロは、すべての人は上に立つ権威に従うべきであると言った。なぜなら神によらない権威はなく、おおよそ存在している権威はすべて神によって立てられたものだからということだ。

もしかしたら私たちは上に立つ権威に対してマイナスのイメージを持っているかもしれない。それは、かつてブラックな先生、親、上司の下でメンタルが滅入ってしまうような状況に陥り、トラウマを抱えてしまったからかもしれない。

上に立つ権威を恐怖に感じる場合は「悪事をする者」ということもある。パウロは言った。「いったい、支配者たちは、善事をする者には恐怖でなく、悪事をする者にこそ恐怖である。あなたは権威を恐れないことを願うのか。それでは、善事をするがよい。そうすれば、彼からほめられるであろう。彼は、あなたに益を与えるための神の僕なのである。しかし、もしあなたが悪事をすれば、恐れなければならない。彼はいたずらに剣を帯びているのではない。彼は神の僕であって、悪事を行う者に対しては、怒りをもって報いるからである。」‭‭(ローマ人への手紙‬ ‭13‬:‭3‬-‭4‬)

権威者の本来の務めは私たちに益を与えるための神の僕である、ということだ。だから私たちが上に立つ権威に従うことは私たちにとって大切なことである。もし私たちの心が上に立つ権威に傷ついているなら、主の癒しを受けたい。

また、私たちが上に立つ権威に対してすべきもう一つのことは貢を納めること、納税義務である。「あなたがたが貢を納めるのも、また同じ理由からである。彼らは神に仕える者として、もっぱらこの務に携わっているのである。 あなたがたは、彼らすべてに対して、義務を果しなさい。すなわち、貢を納むべき者には貢を納め、税を納むべき者には税を納め、恐るべき者は恐れ、敬うべき者は敬いなさい。」(ローマ人への手紙‬ ‭13‬:‭‭6‬-‭7‬)

このように私たちが上に立つ権威に従い、納税することは主が定められたことであり、私たちを祝福するためのものだ。

主に対する従順の心、そして義務を全うする心、喜んでささげる心を養いたい。

愛する天のお父様、あなたの愛を惜しみなく与える心をお与えください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。