あなたはキリストをどう思う?

「「あなたがたはキリストをどう思うか。だれの子なのか」。彼らは「ダビデの子です」と答えた。」(‭‭マタイによる福音書‬ ‭22‬:‭42‬)

イエスの周りにパリサイ派の人たちとサドカイ派の人たちが集まっていた時である。

この二つのグループであるが、パリサイ派の人たちは富裕な貴族祭司階級が属し,ローマ帝国と協調的であり、宗教的にはモーセ五書と言われる旧約聖書の最初の5文書のみに権威を認める反面、死者の復活や神の人事への介入を否定する点でパリサイ派とは対照的であった。

「さて、パリサイ人たちは、イエスがサドカイ人たちを言いこめられたと聞いて、一緒に集まった。」(‭‭マタイによる福音書‬ ‭22‬:‭34‬)

パリサイ人たちが集まっていたとき、イエスは彼らにお尋ねになった、 「あなたがたはキリストについてどう思いますか。彼はだれの子ですか。」彼らはイエスに言った。「ダビデの子です。」

ダビデの子(子孫)とは、メシア(キリスト)を指す称号。メシアは祭司、王を指し、理想的な為政者を指す言葉で、後に救い主を指すことばとなった。

旧約聖書において、神はメシアはダビデの子孫として生まれると約束された(2サムエル記7:12〜13、イザヤ書9:7、エゼキエル書34:23〜24参照)。

そこでイエスはパリサイ人たちに言われた。「それでは、どうしてダビデは御霊によってキリストを主と呼び、『主は、私の主に言われた。「あなたは、わたしの右の座に着いていなさい。わたしがあなたの敵をあなたの足台とするまで」』と言っているのですか。ダビデがキリストを主と呼んでいるのなら、どうしてキリストがダビデの子なのでしょう。」

ダビデはメシア(キリスト)を主と呼び、メシアはダビデの子孫であることから、メシア(キリスト、救い主)は永遠の存在であることがわかる。

救い主が永遠の存在であることと、イエスが救い主であることをパリサイ人は自分の目の前にいる方が、そのメシアであると認めなかった。

するとだれ一人、一言もイエスに答えられなかった。その日から、もうだれも、あえてイエスに質問しようとはしなかった。(‭‭マタイによる福音書‬ ‭22‬:‭41‬-‭46‬)

私たちはイエスを誰だと思うか?イエスをキリストだと認めるだろうか?ならば、イエスを神の子、救い主として礼拝するだろうか?

私にとってキリストは救い主である。イエスはキリストである。

愛する天のお父様、あなたは御子イエスを私たちのところに遣わし、私たちを罪より救い、永遠のいのちをさずけてくださいました。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。