神様の約束を受けとるのに必要なこと

聖句:

“エリコをのぞむヨルダン川のほとりのモアブの草原で、主はモーセに告げられた。

「イスラエルの子らに告げよ。あなたがたがヨルダン川を渡ってカナンの地に入るときには、

その地の住民をことごとくあなたがたの前から追い払って、彼らの石像をすべて粉砕し、彼らの鋳像をすべて粉砕し、彼らの高き所をすべて打ち壊さなければならない。

あなたがたはその地を自分の所有とし、そこに住め。あなたがたが所有するように、わたしがそれを与えたからである。

あなたがたは、氏族ごとに、くじを引いて、その地を相続地とせよ。大きい部族には、その相続地を大きくし、小さい部族には、その相続地を小さくしなければならない。くじで当たったその場所が、その部族のものとなる。あなたがたは、自分の父祖の部族ごとに相続地を受けなければならない。

もしその地の住民をあなたがたの前から追い払わなければ、あなたがたが残しておく者たちは、あなたがたの目のとげとなり、脇腹の茨となり、彼らはあなたがたが住むその土地であなたがたを苦しめる。

そしてわたしは、彼らに対してしようと計画したとおりを、あなたがたに対してすることになる。」”

民数記 33章50~56節

観察:

            モアブの草原で主なる神様はモーセに約束の地について語られました。イスラエルに約束された土地について、それが約束されたものだったにもかかわらず、彼らがそこでしなければいけないことがあったということは極めて興味深いことです。 神様は約束通り土地をイスラエルの民にお与えになりました。しかし、イスラエルの民は自分たちの手でそれを自分たちのものにしなければなりませんでした。

            神様の約束は多くの人たちが思っているようなタダで手に入るものではありません。 神様の約束は私たちにに、それをうけとり享受するためにすべきことを果たすよう、私たちの従順を要求しています。神様の約束には条件が付されています。その  基準をみたしていなければ、約束はそこに置かれたままで、その約束から来る祝福もなく、約束されたものを楽しむこともありません。

            モーセはイスラエルの民に約束の地を楽しむためにすべきことを伝えます。彼らがヨルダン川を渡りカナンの地に入って最初にすべきことを神様は彼らに語っています。

·      その地の住民をことごとくあなたがたの前から追い払うこと

·      彼らの石像をすべて粉砕し、彼らの鋳像をすべて粉砕すること

·      彼らの高き所をすべて打ち壊さなければならないこと

·      その地を自分の所有とし

·      そこに住め 

あなたがたが所有するように、わたしがそれを与えたからである。これらが、カナンの地に彼らが渡った後にしなければならない事柄でした。神様から命じられたことのすべてをする責任が彼らにはあったのです。 もし彼らがその命令に背いたとき、そこにはある報いが伴います。 もしその地の住民をあ彼らの前から追い払わなければ、彼らが残しておく者たちは、自分たちにの目のとげとなり、脇腹の茨となり、彼らはイスラエルの民が住むその土地で自分たちを苦しめる。「そしてわたしは、彼らに対してしようと計画したとおりを、あなたがたに対してすることになる。」と。

            神様が私のために何でもしてくれたらなんと楽でしょう。素晴らしい祝福です。しかし、神様は、私にも神様の約束に参加して欲しいと願われています。約束を受けるにも私にはそれなりの役割が求められているのです。信仰、従順さを持たなければならないこと、そして、神様のみことばを実行しなければならないのです。

適用:

            私は、神様を信じ、神様の言われることに従い、そのみことばに行動する時に、神様の約束を受取り、それを経験できることの気づきをなん度ももらいました。時々、私も、神様が私のためになんでもやってくれると考えてしまうようになっていることがあります。神様は約束されたことは何でもしてくださいます。しかし、誰かが言っているように、馬を水飲み場まで連れて行ったとしても、もしその馬がその水を飲まなければ、喉の渇きによってその馬は死んでしまうでしょう。神様の豊かな祝福は私を取り囲んでいます。しかし、それを私が渇望し、そして、神様のみことばを信じ、それに従い、自らみことばに動かなければならないのです。

祈り:

            イエスさま、あなたのみことばを信じ、従い、それを実行することにおいて、あなたをどのように恐れたら良いのか私に教えてください。従順について自分のライフスタイルの一部となすことができるよう、私を導いてください。あなたに目を向け、あなたのリーダーシップのもと、謙り、みことばを実行することができるよう、私を助けてください。あなたのみことばに敏感になり、あなたを知る知識のうちに成長していけるよう、私を教えてください。