アロンのつえ

「主はモーセに言われた、「アロンのつえを、あかしの箱の前に持ち帰り、そこに保存して、そむく者どものために、しるしとしなさい。こうして、彼らのわたしに対するつぶやきをやめさせ、彼らの死ぬのをまぬかれさせなければならない」。」(民数記‬ ‭17‬:‭10‬)

イスラエルの民は、苦しみの象徴であるエジプトを出て、荒野を彷徨う生活に対してつぶやいた。つぶやくとは、不平不満を言い、反逆を意味する。

そこで主はモーセに言われた、 「イスラエルの人々に告げて、彼らのうちから、おのおのの父祖の家にしたがって、つえ一本ずつを取りなさい。すなわち、そのすべてのつかさたちから、父祖の家にしたがって、つえ十二本を取り、その人々の名を、おのおのそのつえに書きしるし、 レビのつえにはアロンの名を書きしるしなさい。父祖の家のかしらは、おのおののつえ一本を出すのだからである。 そして、これらのつえを、わたしがあなたがたに会う会見の幕屋の中の、あかしの箱の前に置きなさい。 わたしの選んだ人のつえには、芽が出るであろう。こうして、わたしはイスラエルの人々が、あなたがたにむかって、つぶやくのをやめさせるであろう」。 

モーセが、このようにイスラエルの人々に語ったので、つかさたちはみな、その父祖の家にしたがって、おのおの、つえ一本ずつを彼に渡した。そのつえは合わせて十二本。アロンのつえも、そのつえのうちにあった。 モーセは、それらのつえを、あかしの幕屋の中の、主の前に置いた。 

その翌日、モーセが、あかしの幕屋にはいって見ると、レビの家のために出したアロンのつえは芽をふき、つぼみを出し、花が咲いて、あめんどうの実を結んでいた。 モーセがそれらのつえを、ことごとく主の前から、イスラエルのすべての人の所に持ち出したので、彼らは見て、おのおの自分のつえを取った。(‭‭民数記‬ ‭17‬:‭1‬-‭9‬)

芽をふき、つぼみを出し、花が咲いて、あめんどうの実を結んでいたアロンのつえは、主に背く者たちに対する「しるし」であり、この杖を見て民がつぶやくのを止めさせるためであった。あめんどうの実を結ぶ杖とは非常にわかりやすい視覚教材である。つぶやきは死に至る罪であり、それを止めさせようとした神の配慮、また神の愛であった。

神はイスラエルの民が背き、呟くことで罪を犯し、その結果死に至ることのないように願っておられた。イスラエルの民を愛するがゆえに、なんとかわかりやすいモノを用いて主が生きておられることを伝えようとされていたのである。

肉眼では見えない神が生きて働き、また私たちを愛しておられることを知らせるために神は私たちが理解しやすいあらゆる手段を用いられる。

信仰で生きる私たちの背中を押してくれるモノを神は備えてくださる。この方に信頼して歩みたい。

愛する天のお父様、あなたは生きて働いておられます。また私たちのことを愛し救ってくださいます。また、私たちがあなたのことを理解できるように助けてくださいます。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。