心配したり気をもむのをやめよ
「何を食べたらよいか、何を飲んだらよいかと、心配するのをやめ、気をもむのをやめなさい。これらのものはすべて、この世の異邦人が切に求めているものです。これらのものがあなたがたに必要であることは、あなたがたの父が知っておられます。むしろ、あなたがたは御国を求めなさい。そうすれば、これらのものはそれに加えて与えられます。」(ルカの福音書 12:29-31)
主は二千年前に人々に、何を食べたらよいか、何を飲んだらよいかと心配したり気をもむのをやめなさいと言われた。ローマ帝国支配下におかれた当時パレスチナの人々は重税に苦しみ、生活も決して楽ではなく心配も尽きなかったことだろう。
今日、世界的インフレにより物価上昇が激しくなっている。コロナのパンデミックでお金はサービスからモノへ移り、早期退職者も増えたこともあり労働力不足や物不足に陥ったことなどが物価高騰に拍車をかけた原因だと言われている。
食料品が高騰すると購入を躊躇してしまう。政府も中小企業などに補助金を交付して賃上げを促していく方針だが、企業が膨らんだ人件費を商品の価格に上乗せするとなるとインフレは拡大してゆく。
何を食べようか、何を飲もうかと私たちの心配は絶えないかもしれない。しかし主イエスは私たちに心配し気を揉み、気を病ませることの無いように教えられた。そのために必要なことは「御国を求めること」だと言われた。神を信頼し、神に頼って生きなさいと勧めている。「そうすれば、これらのものはそれに加えて与えられ」るからだ。
神を第一にするとき、神は私たちの信仰を喜ばれ、それに加えて必要な衣食住をすべて備えてくださる。世界中の人間のお世話を神がしてくれるというのだからまさに神業だ。数十億人の世話など人間には出来ないことを神は成してくださる。
私たちは主なる神を信じて実行に移していきたいものだ。
愛する天のお父様、あなたは私たちの必要をすべてご存知で、私たちに必要なものを備えてくださることを感謝します。今日もあなたに信頼します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。