自分の目と契約を結ぶ

「わたしは、わたしの目と契約を結んだ、 どうして、おとめを慕うことができようか。」(ヨブ記‬ ‭31‬:‭1‬)

自分の目、つまり自分の関心や目の向けどころをどのように決めるかは私たち次第である。

私たちの行動は、大方契約に基づき制限を受ける。契約がなければ私たちはどう行動し、どう行動すべきではないか、また境界線や範囲をどこか知る由もない。契約により、私たちの行動をある程度決まる。

既婚者ヨブが、おとめを慕うことの無いように自分の目と契約を結んだと述べたのは、契約を絶対守るという固い意志の表れだ。自分の目をおとめに向け、慕う気持ちを持つと契約違反となるため、自分自身を守るために契約を結んだ。

自分の弱さを公表しなくても、主の前に素直に認めつつ、食べ物、ギャンブル、異性など、自らを貶め、自分にとって誘惑となるようなものすべてを絶縁するという、契約を自ら結ぶことは、かなり有効なことだ。

私の弱さに対して自分自身と契約を結ぶこと以上に、自分の弱さをご存じでおられる主の前に告白し、日々助けを求め、主の力によって誘惑に勝ち続けることができるように祈りたい。

愛する天のお父様、私も自分自身と契約を結びます。あなたの前や人の前に罪を犯すことがありませんように。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。