人の過ちから学べること

聖句:
“その子であるベルシャツァル王よ、あなたはこれらのことをすべて知っていながら、心を低くしませんでした。それどころか、天の主に向かって高ぶり、その宮の器を自分の前に持って来させ、あなたと貴族たちとあなたの側室や侍女たちは、それを使ってぶどう酒を飲みました。あなたは、見ることも、聞くことも、知ることもできない銀、金、青銅、鉄、木、石の神々を賛美しました。しかしあなたの息をその手に握り、あなたのすべての道をご自分のものとされる神を、あなたはほめたたえませんでした。そのため、神の前から手の先が送られて、この文字が書かれたのです。その書かれた文字はこうです。『メネ、メネ、テケル、ウ・パルシン。』そのことばの意味はこうです。『メネ』とは、神があなたの治世を数えて終わらせたということです。『テケル』とは、あなたが秤で量られて、目方の足りないことが分かったということです。『パルシン』とは、あなたの国が分割され、メディアとペルシアに与えられるということです。」そこでベルシャツァルは命じて、ダニエルに紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけさせ、彼がこの国の第三の権力者であると布告させた。その夜、カルデア人の王ベルシャツァルは殺された。そして、メディア人ダレイオスが、およそ六十二歳でその国を受け継いだ。”ダニエル書 5章22~31節

観察:ネブカドネザルの息子ベルシャツァルは、父親の後に王となりました。彼の父親は高慢な王で、神様によって著しくへりくだりを強いられます。 ネブカドネザル王は高慢を悔い改め、神様を神と宣言し、神様を敬い、神様を唯一無二の存在として認めてへりくだりました。 彼の息子ベルシャツァルは、神様のすべてのみわざと自分の父親に起こったことを見たにもかかわらず、神様の前で高慢になり、反抗的になることを選んでしまいました。          ベルシャツァルはエルサレムの神殿にあった金の器を汚し、王とその友人たちは神様の神殿に治められていた物を顧みなかったのです。 そして、王たちが神様にとって聖なるものを顧みずに宴会をしていると、突然、手のようなものが現れ壁に何かを書き始めました。ベルシャザルは顔面蒼白になり、恐れを抱きました。 壁に書かれた文字が何を意味するのか、王に伝えられる者は誰もいませんでした。 賢者も、魔術師も、占い師も、それを解読することができませんでした。           ダニエルが王に呼び出されます。ダニエルは、ベルシャザルの父親に起きたこと、そして、何が彼を動物と荒野に追いやったかをベルシャザル王に告げました。 「その子であるベルシャツァル王よ、あなたはこれらのことをすべて知っていながら、心を低くしませんでした。それどころか、天の主に向かって高ぶった」と。
ベルシャツァルは自分の父に起こったことをすべて知っていたのにもかかわらず、天の主に逆らったのです。他人がしたことで、自分が学ぶべきことを蔑ろにするのはよくないことです。 プライドは常に神様の怒りを招きます。 謙遜は常に神様の恵みを受けとることになります。人は、他人の高慢さを見ていても、それを無視し、その人とおなじことをすることを選んでしまいます。 
私たちは皆、改めないことを選べば、自分の行いの報いについてその壁に書かれたものと同じものを与えられることになります。 私たちが周りの人が犯している罪をよく見て注意していれば、神様はその壁に警告のメッセージを書き出す必要はありません。 私たちが学び、自分の道を変えるために、人のプライドと選択からくる教訓はたくさんあります。 神様は、私たちが正しい選択をし、正しい行動をするように、私たちの周りにメッセージを書いてくださっています。ですから、私たちは言い訳ができません。 
あなたは今、他人の人生から、あるいは自分の人生という壁から、無視してはならないどんなメッセージを読み取っているでしょう。 私たちは言い訳をすることができません。 ベルシャツァルは、父親であるネブカドネザル王に起こったことをあえて無視し、悪を行う生き方を続けることを選びました。 少なくとも彼の父親は、自分の心を低くし、謙虚になり、神様のもとに戻ることを選んだのですが。適用:私は悔い改め、神様との関係において自分の心を正し、自分の心と行動において、あるべき姿を選びます。 神様は、謙虚な人を愛し、神様の前に謙虚になる人に恵みを注いでくださいます。 私は、賢い選択と正しい生き方をするために、周りの人々から学ぶことを選びます。 
祈り:イエスさま、プライドはあなたの怒りを招き、謙遜はあなたの恵みを私の人生に注ぐことを思い出させてくれ感謝します。これからも、あなたの謙遜さを私に纏わせてください。他の人のあなたに喜ばれるような行いから、私が学ぶことができるよう助けてください。あなたと人々の前で、私が真の謙遜さをもって歩むことができるように助けてください。あなたを恐れ続け、私の人生におけるあなたの召命にふさわしい歩みができるよう私に教えてください。 何が聖なることで、何が俗的なことかを知り、何があなたを讃え、あなたに栄光をもたらすかを知ることができるように助けてください。