神様のいつくしみ

聖句:
“さて、その地方で、羊飼いたちが野宿をしながら、羊の群れの夜番をしていた。すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が周りを照らしたので、彼らは非常に恐れた。御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」すると突然、その御使いと一緒におびただしい数の天の軍勢が現れて、神を賛美した。「いと高き所で、栄光が神にあるように。地の上で、平和がみこころにかなう人々にあるように。」御使いたちが彼らから離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは話し合った。「さあ、ベツレヘムまで行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見届けて来よう。」”ルカの福音書 2章8~15節

観察:

 私は、羊飼いの一人として、広い野原に野宿をし、夜、羊の群れを見守っている時、突然、主の天使が現れ、主の栄光が彼らの周りを照らした光景を想像してみました。そのような光景を見たら、誰でも怖くてパニックになるはずです。しかし、神様は天使を遣わされ、彼らの周りに輝く主の栄光を見せられたのです。私はこの羊飼いたちのような天使も光も見たことがありません。  しかし、恐ろしい体験からもたらされた彼らへのメッセージは、希望と喜びのメッセージでした。私たちの恐怖と絶望の中で、神様は語られます。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」

 今日の私にとっての喜びのポイントは、「イエスさまがここにいる」ということです。すべての人に大きな喜びをもたらす良い知らせ、福音は、イエスさま、そして、私たちの救い主が生まれたということです。イエスさまの誕生は、私たちの救い主が私たちと共におられるという福音だけでなく、イエスさまの恵を受けている人々に喜びと希望と平和をもたらす福音です。

今日、多くの人はその人生からその福音を逃がしてしまっています。人々は喜びの福音、平和の福音、自分に降りかかる神の好意の福音を聞かずに、自分の将来や境遇を恐れ、平安が心と体から去っていってしまっています。

世の中が混沌としていく中で、悪い知らせに怯えることなく、私の人生の上にあるイエスさまの恵という福音に満たされるようにという気づきを得ます。自分たちが悪い知らせに思いを向けることは、何も良いことはありません。私たちの人生を取り巻く否定的な情報に耳を傾けることを許していると、喜びも希望も平安もありません。福音は、今日、イエスさまが私の中にいて、恵が私の人生にとどまっているということです。イエスさまからの好意、平和、喜び、希望、そして臨在が私の人生を取り巻いているのです。

適用:私は、毎日の生活で、イエスさまのいつくしみの中で、歩み続けます。私は、神様にある喜び、平安、希望を奪うような思いを抱かないようにします。私は、今日も、日々、私の人生において、イエスさまの好意を享受していきます。 

祈り:

イエスさま、今日、あなたの愛を受け、あなたの喜びと平安と希望の中で歩むことができることを感謝します。あなたが私の希望となり、喜びとなり、あなたのいつくしみが私の上にあることを感謝します。今日もあなたの恵の中で生きることができるように助けてください。