神と神の民

「これらの日の後に、わたしがイスラエルの家と結ぶ契約はこうである──主のことば──。わたしは、わたしの律法を彼らのただ中に置き、彼らの心にこれを書き記す。わたしは彼らの神となり、彼らはわたしの民となる。」(エレミヤ書 31:33)

主に従わなかったイスラエルの民に対して、主は彼らにバビロン捕囚という災いを下したが、イスラエルをこよなく愛しておられるため、イスラエルを建て直し、イスラエルに対して新たに契約を結ぶと言われた。

その一つが、文字で書かれた律法ではなく、心に書き記す律法である。文字で書かれた律法はモーセ律法と呼ばれ、養育係の役割を果たしてきたが、心に書き記された律法は、神の心であり、神の愛と憐れみに満ちた神の御子イエスの教えと聖霊の促しである。イエスの教えは文字で書かれたモーセ律法を全うし、律法を成就するものだ。聖書全体の教えと聖霊が私たちを救いへと導き、そこには何の矛盾もない。

もう一つは、天地を創造され、生きた真実の神、アブラハム・イサク・ヤコブの神が、イスラエルの神となり、イスラエルが神の民となるという関係性である。イスラエルの神はすべての国々の神であり、イエスキリストを信じる者たちすべての神となられる。神は御子イエスキリストを信じるすべての者たちを救い、彼らを「わたしの民」と呼んでくださる。

神はすべての人を愛しておられ、ひとりひとりを高価で尊い存在だと見てくださっている。救いの扉は、イエスを救い主と信じるすべての人たちに開かれている。神の民とされたことを感謝して今日も歩みたい。

愛する天のお父様、あなたが御子イエスによって、私たちを救い、あなたの民に加えてくださったことを感謝します。あなたに従って歩みます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。

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