契りを結ぶ
「わたしはあなたと永遠の契りを結ぶ。正義と公義と、恵みとあわれみをもって、契りを結ぶ。20 わたしは真実をもってあなたと契りを結ぶ。このとき、あなたは主を知ろう。21 その日、わたしは答える。—主の御告げ—わたしは天に答え、天は地に答える。 」(ホセア2:19-21)
神は私たちと契りを結んでくださる。
かつてイスラエルの国が、神を神として礼拝せず偶像礼拝に傾いた時、神は預言者ホセアに偶像礼拝は姦淫と同じであると指摘した。まるで夫のいる女性が別の男性のところに行くようなものである。
そこで主はホセアに語られた。「行って、姦淫の女と姦淫の子らを引き取れ。この国は主に背を向け、淫行にふけっているからだ。」彼は行って、ディブライムの娘ゴメルを妻とした。彼女は身ごもって、彼に男の子を産んだ。主は彼に言われた。「その子をイズレエルと名づけよ。しばらくすれば、わたしがイズレエルでの流血のゆえにエフーの家を罰し、イスラエルの家の王国を終わらせるからだ。(ホセア書 1:2-4)
イズレエルとは「神が種を蒔いてくださる」という意味であり、ナザレの南約15km、ギルボア山のふもとに位置する。周辺はイスラエル最大の農耕地帯(イズレエル平野)で、ヨーロッパ等への主要な食料輸出国となっているが、かつてイズレエルは北イスラエル王国のアハブ王の宮殿が建設され、王妃イゼベルの影響でバアル礼拝の中心地であった。イズレエルとは偶像礼拝の本拠地であり、暴力と強奪が行われた地でもある。
ホセアの妻ゴメルはまた身ごもって、女の子を産んだ。主は彼に言われた。「その子をロ・ルハマと名づけよ。わたしはもう二度とイスラエルの家をあわれむことはなく、決して彼らを赦さないからだ。しかし、わたしはユダの家をあわれみ、彼らの神、主として、彼らを救う。ただし、弓、剣、戦い、あるいは馬、騎兵によって救うのではない。」
彼女はロ・ルハマを乳離れさせると、身ごもって男の子を産んだ。主は言われた。「その子をロ・アンミと名づけよ。あなたがたはわたしの民ではなく、わたしはあなたがたの神ではないからだ。」(ホセア書 1:6-9)
ホセアが姦淫の女性を妻として娶り、三人の子どもたちの名前には、それぞれ偶像礼拝という姦淫の罪を犯す北イスラエル王国への罪を知らしめるものであった。三人の子どもの名前は、多くの血が流され、偶像礼拝の盛んな場所を象徴するイズレエル、罪の重さを表し「憐れまない」という意味のロ・ルハマ、そして神との関係を断絶して来たことを表すロ・アンミであった。
さて主はイスラエルを捨てたわけではなく、イスラエルに神との関係の回復を迫って言った。「イスラエルの子らの数は、量ることも数えることもできない海の砂のようになる。「あなたがたはわたしの民ではない」と言われたその場所で、彼らは「生ける神の子ら」と言われる。ユダの人々とイスラエルの人々は一つに集められ、
一人のかしらを立ててその地から上って来る。まことに、イズレエルの日は大いなるものとなる。(ホセア書 1:10-11) なんと素晴らしい預言か!
言え。あなたがたの兄弟には、「わたしの民」と。あなたがたの姉妹には、「あわれまれる者」と。「問いただせ。あなたがたの母を問いただせ。彼女はわたしの妻ではなく、わたしは彼女の夫ではないから。その顔から淫行を、その乳房の間から姦淫を取り除け。そうでなければ、わたしは彼女の衣をはぎ取って裸にし、生まれた日のようにして彼女をさらし、荒野のようにし、砂漠の地のようにして、渇きで彼女を死なせる。」(ホセア書 2:1-3)
主は私たちは憐れまないと言ったイスラエルは「あわれまれる者」、私の民ではないと言ったイスラエルには「わたしの民」と言うと言われた。
神はイスラエルを愛していることが良くわかる。今日もイスラエルは滅びず、またイスラエルの王であるイエスキリストを主として信じる私たちに対して「わたしはあなたと永遠の契りを結ぶ。正義と公義と、恵みとあわれみをもって、契りを結ぶ。20 わたしは真実をもってあなたと契りを結ぶ。このとき、あなたは主を知ろう。21 その日、わたしは答える。—主の御告げ—わたしは天に答え、天は地に答える。 」と言われている。
憐れみ深い主に感謝したい。
愛する天のお父様、あなたは憐れみ深いお方です。あなたと共に歩もうとしない私たちに対して「わたしの民」と呼んでくださいます。あなたは全地で崇められ、礼拝されるべきお方です。感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。
