恋と憎しみ

「それからアムノンは、ひじょうに深くタマルを憎むようになった。彼女を憎む憎しみは、彼女を恋した恋よりも大きかった。アムノンは彼女に言った、「立って、行きなさい」。 タマルはアムノンに言った、「いいえ、兄上よ、わたしを返すことは、あなたがさきにわたしになさった事よりも大きい悪です」。しかしアムノンは彼女の言うことを聞こうともせず、 彼に仕えている若者を呼んで言った、「この女をわたしの所から外におくり出し、そのあとに戸を閉ざすがよい」。 この時、タマルは長そでの着物を着ていた。昔、王の姫たちの処女である者はこのような着物を着たからである。アムノンのしもべは彼女を外に出して、そのあとに戸を閉ざした。」

(サムエル記下 13:15-18)

恋も憎しみも非常に強い感情である。どちらも抑制しないと恐ろしい結果を招くことになる。

「さてダビデの子アブサロムには名をタマルという美しい妹があったが、その後ダビデの子アムノンはこれを恋した。 アムノンは妹タマルのために悩んでついにわずらった。それはタマルが処女であって、アムノンは彼女に何事もすることができないと思ったからである。」(サムエル記下 13:1-2)

アムノンは異母姉妹であるタマルに恋をした。彼の抱いた感情は、悩んで患う程の強いものであった。アムノンはついに堪え切れず、タマルと強引に肉体関係に持ち込んだ。

しかし、一旦自分の欲望を満たすと、恋は突然憎しみに変わった。アムノンは「ひじょうに深くタマルを憎むようになった。彼女を憎む憎しみは、彼女を恋した恋よりも大きかった。」アムノンは無情にも彼女に言った。「立って、行きなさい」。 タマルはアムノンに言った、「いいえ、兄上よ、わたしを返すことは、あなたがさきにわたしになさった事よりも大きい悪です」。しかしアムノンは彼女の言うことを聞こうともせず、 彼に仕えている若者を呼んで言った、「この女をわたしの所から外におくり出し、そのあとに戸を閉ざすがよい」。アムノンのしもべは彼女を外に出して、そのあとに戸を閉ざした。(13:15-18)

「タマルは灰を頭にかぶり、着ていた長そでの着物を裂き、手を頭にのせて、叫びながら去って行った。」(13:19) 悩んで患う程の強い感情は憎しみに代わり、その果てに拒絶となった。

私たちの強い感情は抑制しないと極端から極端に行く。極端な感情は極端な行動に走らせる。感謝を抑制し、節度ある行動を通して平安を得て歩みたい。

愛する天のお父様、私たちの心をいつも聖霊が支配しますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。