主が人の声を聞き入れられた日

主がアモリ人をイスラエルの子らに渡されたその日、ヨシュアは主に語り、イスラエルの見ている前で言った。

「太陽よ、ギブオンの上で動くな。月よ、アヤロンの谷で。」民がその敵に復讐するまで、太陽は動かず、月はとどまった。これは『ヤシャルの書』に確かに記されている。太陽は天の中間にとどまって、まる一日ほど、急いで沈むことはなかった。主が人の声を聞き入れられたこのような日は、前にも後にもなかった。主がイスラエルのために戦われたからである。(ヨシュア記 10:12-14)

これは天文学的にも注目に値する出来事である。ヨシュアがイスラエルの見ている前で主に語り、「太陽よ、ギブオンの上で動くな。月よ、アヤロンの谷で。」と言ったら、民がその敵に復讐するまで太陽は動かず、月はとどまったからである。人類史の中で、いや太陽系の歴史の中で一日太陽と月が動かなかったのは、この日だけである。

言葉を持って天地創造され、全宇宙を支配しておられる神が一日太陽を沈めないようにしておくことは私たちが科学的に証明することが困難であっても、不可能なことではない。

興味深いのは、様々な国に長い夜に関する伝説が存在する。

デイブ・G・ベッチャーは次のように記している。

「ニュージーランドのマオリ族には、彼らの英雄マウイが太陽が昇る前にその動きを遅らせたという神話があり、長い夜に関する神話的な記述が見られるほか、『クアウティトラン年代記(クルワカン帝国およびメキシコの歴史)』というメキシコの歴史書にも、『長期間続いた夜』が記録されている。」 

実際、北米、中米、南米には、長い夜に関する記述がさらに多く存在する。1914年にオルコットがオジブワ族、ワイアンドット族、ドグリブ族、オマハ族、バンジー族について詳述したように、北米の様々な先住民部族にも長い夜に関する伝説がある。

グアテマラのキチェ・マヤ族には長い夜に関する伝説があり、また、ティトゥ・ユパンキ・パチャクティ2世の治世(ヨシュアがカナンにいた時期と重なる)の頃のペルーからの記録もある。

「ギリシャの歴史家ヘロドトスは……エジプトを訪れた際、現地の祭司たちが、通常の一日の約2倍の長さだったという日の物語を記した古代の写本を見せてくれたと記している。」

フェルマン・クロムベットによれば、古代エジプトのヒエログリフにも、ヨシュアの長い一日に関する記述があるという。

ギルの注解書によれば、現在は失われた古代の写本に、禿鵬帝の治世(ヨシュアの記述と同時期)に太陽が10日間止まったという中国の記録がある(ただし、彼らのすべての日時計が停止していたことから、実際の時間については過大評価された主観的な推測である可能性が高い)。

J・G・フレイザーは、フィジー諸島に伝わる、太陽が沈むのを止められたという物語を紹介している。

いずれにせよ、神がヨシュアの祈りに応えるために、一日という時間を止め、長い夜を作られたことは驚くべきことである。

神は私たちのためにすべてを動かして救いを与えてくださる方である。この方に感謝して歩みたい。

愛する天のお父様、私たちを救うために御子イエスをささげてくださり、ありがとうございます。あなたと共に歩みます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。