平和のために祈る

「エルサレムの平和のために祈れ。「あなたを愛する人々が安らかであるように。あなたの城壁の内に平和があるように。あなたの宮殿の内が平穏であるように。」私の兄弟、友のために、さあ私は言おう。「あなたのうちに平和があるように。」私たちの神、主の家のために私はあなたの幸いを祈り求めよう。」(詩篇 122:6-9)

平和のために祈ることは大切だ。私たちは争いをし、不安に駆られ、神を中心に置かない生活をする傾向にあるからだ。

エルサレムはイスラエルの民にとって物理的にも精神的にも、また霊的にも中心地であって特別な場所である。その中でも神殿は彼らにとって神の家と表現するほど重要な場所である。その場所は現在旧市街と呼ばれ、宗教的な違いを象徴するようにユダヤ人地区、キリスト教地区、イスラム教地区、アルメニア人地区の4つの地区に分かれ、お互いに交流することはない状況だ。

かつて神殿があった場所には、岩のドームというイスラム教のモスクが建っている。かろうじて外壁が取り残された場所は西壁と呼ばれ、ユダヤ教徒の管理下に置かれ、人々は頭を振りながら壁の前で祈っている。

エルサレムでは宗教戦争の縮図そのものを見ることができる。エルサレムの平和は、今日の中東情勢と関わり、それは世界情勢と関わる。聖書はエルサレムという都市を重要視している。だから私たちは自分たちの生活のために、私たちの兄弟や友人たちのために祈りつつ、エルサレムの平和のために祈ることが大切ではないか。

愛する天のお父様、エルサレムに平和がありますように。私たちの生活の中に平和をお与えください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。