神がきよめたもの

「そして声が彼に聞えてきた、「ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい」。 ペテロは言った、「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません」。 すると、声が二度目にかかってきた、「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない」。」(使徒行伝 10:13-15)

ある時、ペテロは祈りをするため屋上にのぼった。時は昼の十二時ごろで、ペテロは空腹をおぼえて、何か食べたいと思った。そして、人々が食事の用意をしている間に、夢心地になった。 

ペテロが見た夢、幻は、天が開け、大きな布のような入れ物が四すみをつるされて地上に降りて来るというものだった。その大きな布の中には、地上の四つ足や這うもの、また空の鳥など各種の生きものがはいっていた。」(使徒行伝 10:9-12)

そして天から声がした。「ペテロよ。立って、それらをほふって食べなさい。」ペテロは言った。「主よ、それはできません。わたしは今までに、清くないもの、汚れたものは、何一つ食べたことがありません。」すると、声が二度目にかかってきた。「神がきよめたものを、清くないなどと言ってはならない。」(使徒行伝 10:13-15)

ユダヤ人の戒律の中では、異邦人はきよくないと考えられ、彼らと交流することはなかった。そこにカイザリヤのコルネリオというイタリヤ隊の百卒長が神のお告げを聞いて部下ひたりを伴ってヨッパにいるペテロを訪ねて来ようとしていた(使徒行伝 10:1, 7-8)。

その時、ペテロは、地上の四つ足や這うもの、空の鳥など各種の生きものを屠って食べるように主に言われ、それはコルネリオ御一行の来訪を指していた。

神は異邦人も異教の人々も、どんな人も、イエスの福音を聞いて信じた者をきよめてくださる。主がきよめたものをきよくないと言うのではなく、主がきよめてくださる希望を伝え続けたい。

愛する天のお父様、あなたはどんな人もあなたの十字架の血潮によって罪を完全に赦し、きよめくださいます。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン、