契約を守り恵みを下さる方
「ああ、天の神、主よ。大いなる恐るべき神よ。主を愛し、主の命令を守る者に対して、契約を守り、恵みを下さる方よ。どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。」(ネヘミヤ記 1:5-6)
第二十年のキスレウの月に、ネヘミヤがスサの城にいたとき、彼の兄弟の一人ハナニが、ユダから来た数人の者と一緒にやって来た。
ネヘミヤは捕囚されずに残された逃れの者であるユダヤ人たちについて、またエルサレムのことについて、彼らに尋ねた。彼らは私に答えた。「あの州で捕囚を生き残った者たちは、大きな困難と恥辱の中にあります。そのうえ、エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼き払われたままです。」
このことばを聞いたとき、ネヘミヤは座り込んで泣き、数日の間嘆き悲しみ、断食して天の神の前に祈った。
(ネヘミヤ記 1:1-4)
「ああ、天の神、主よ。大いなる恐るべき神よ。主を愛し、主の命令を守る者に対して、契約を守り、恵みを下さる方よ。どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。
私は今、あなたのしもべイスラエルの子らのために、昼も夜も御前に祈り、私たちがあなたに対して犯した、イスラエルの子らの罪を告白しています。まことに、私も私の父の家も罪を犯しました。私たちはあなたに対して非常に悪いことをして、あなたのしもべモーセにお命じになった、命令も掟も定めも守りませんでした。
どうか、あなたのしもべモーセにお命じになったことばを思い起こしてください。『あなたがたが信頼を裏切るなら、わたしはあなたがたを諸国の民の間に散らす。あなたがたがわたしに立ち返り、わたしの命令を守り行うなら、たとえ、あなたがたのうちの散らされた者が天の果てにいても、わたしは彼らをそこから集め、わたしの名を住まわせるためにわたしが選んだ場所に連れて来る。』(ネヘミヤ記 1:5-9)
イスラエルの民を代表してネヘミヤは罪を告白し、主が約束された通り民が主に立ち返り、主の命令を守り行うことで、散らされた者が天の果てにいても、主が彼らを集め、主の名を住まわせるために主が選んだ場所に連れて来るように祈った。
するとネヘミヤが祈った通りに、イスラエルの散らされた民はエルサレムに戻ることができたのであった。
私たちの祈りを主は聞いてくださるが、主の御心を祈ることは重要だ。主は契約を守り恵みを下さる方である。私たちも主の契約を感謝して主に祈りたい。
愛する天のお父様、あなたの約束とあなたの恵みをありがとうございます。あなたの約束を信じます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。