驕り高ぶらない
それゆえ、神である主はこう言われる。「それが高くそびえ、こずえを雲の中に伸ばし、その高さゆえにおごり高ぶったので、わたしはこれを、諸国のうちの力ある者の手に渡した。その者はこれを厳しく罰し、わたしも、その悪行に応じてこれを追い出した。(エゼキエル書 31:10-11)
アッシリアはレバノン以北一帯を統治する国だった。レバノンは良い土地であり、自然に恵まれた場所であった。
主はこのように言った。「見よ、アッシリア。それはレバノンの杉。美しい枝、濃い陰をつくる森、その丈は高く、そのこずえは雲の中。水がそれを育て、湧き出る水がこれを高くした。幾筋もの川が、それが植わっている周りに流れ、その流れは野のすべての木々に送られた。その丈は野のどの木よりも高くなり、送られる豊かな水によって、小枝は茂り、大枝は伸びた。小枝には空のあらゆる鳥が巣を作り、大枝の下では野のあらゆる獣が子を産み、その木陰には多くの国々がみな住んだ。それは大きくなり、枝も伸びて美しかった。豊かな水にその根を下ろしていたからだ。神の園の杉の木も、これとは比べ物にならない。もみの木も、この小枝とは比べられない。すずかけの木も、この若枝のようではなく、神の園にあるどの木も、その美しさにはかなわない。わたしがその枝を茂らせ、美しく仕立てたので、神の園にあるエデンのすべての木々は、これを羨んだ。」(エゼキエル書 31:3-9)
しかしアッシリアには深刻な問題があった。それゆえ、神である主はこう言われる。「それが高くそびえ、こずえを雲の中に伸ばし、その高さゆえにおごり高ぶったので、わたしはこれを、諸国のうちの力ある者の手に渡した。その者はこれを厳しく罰し、わたしも、その悪行に応じてこれを追い出した。こうして、諸国の中で最も横暴な他国人が、これを切り倒して投げ捨てた。山々に、またあらゆる谷間にその枝は落ち、大枝はこの地のすべての谷川で折られた。地のあらゆる民はその木陰から出て行き、これを見捨てた。その倒された幹には空のあらゆる鳥が住み、その大枝のそばには野のあらゆる獣がいるようになる。このことすべては、水のほとりのどんな木も、その丈を高くして、こずえを雲の中に伸ばさないようにするためであり、すべて、水に潤う木が高ぶってそびえないようにするためである。まことに、これらはみな、人の子らの間で、穴に下る者たちとともに、地下の国、死に渡された。」(エゼキエル書 31:10-14)
驕り高ぶった結果は、木が聳えないことであり、地下の国、死に渡されるということだった。
私たちが驕り高ぶることなく、主の前で謙り、主の恵みを感謝をし続けることは重要だ。
愛する天のお父様、あなたから受けたあらゆる祝福を感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。