助け主
「しかし、わたしは真実を言います。わたしが去って行くことは、あなたがたの益になるのです。去って行かなければ、あなたがたのところに助け主はおいでになりません。でも、行けば、わたしはあなたがたのところに助け主を遣わします。その方が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかになさいます。罪についてというのは、彼らがわたしを信じないからです。義についてとは、わたしが父のもとに行き、あなたがたがもはやわたしを見なくなるからです。さばきについてとは、この世を支配する者がさばかれたからです。」(ヨハネの福音書 16:7-11)
イエスは天から地上に来られ、わずか33年半の時間で地上を去られた。公生涯はわずか3年あまりである。限定された時間内で実に素晴らしいことを成し遂げられた。
弟子たちとしては、自分たちの人生を変えてくださり、自分たちの人生をささげた頼りにしていた師匠が目の前からいなくなるのは実に心許無い寂しいことであったことであろう。
しかし主イエスが去って行くことは、弟子たちの益になることだった。イエスが去って行かなければ弟子たちのところに助け主は来ることはなかったからである。
イエスが遣わされた助け主とは聖霊である。聖霊が来ると、罪について、義について、さばきについて、世の誤りを明らかにする。
罪については私たちがイエスを信じないことである。イエスを信じることで罪は赦され、罪の束縛や奴隷状態から解放される。また聖霊は義について私たちに語られる。イエスが天の父のもとに行き、イエスは見えなくなるが、聖霊が私たちに神を信じることができるように助けてくださる。そして聖霊は、さばきについて、この世を支配する者がさばかれたことを教え、私たちはさばかれずに救われることを教えてくださる。
聖霊は私たちが主と共に歩むことができるように助けてくださる。私たちは肉眼で見えたイエスではなく、目に見えない神、聖霊に助けられて歩むことができる。
愛する天のお父様、私に聖霊を与えてくださり、ありがとうございます。私たちが罪から離れ、義の道に歩み、さばかれることなく救いの道を歩むことができるのを喜びます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。