夫たちよ
「同じように、夫たちよ、妻が自分より弱い器であることを理解して妻とともに暮らしなさい。また、いのちの恵みをともに受け継ぐ者として尊敬しなさい。そうすれば、あなたがたの祈りは妨げられません。」(ペテロの手紙 第一 3:7)
ペテロは夫婦関係について、それぞれ妻と夫に向けて勧めをした。私が夫であり、妻と一緒に生活しているので、個人的に夫向けの教えについて少し考えてみたい。
まず妻が夫より弱い器であることを理解するということである。どういう意味だろうか?一つは夫が家のかしら、リーダーであるということである。社会的な位置付けとしてリーダーシップを取るという点もあろうが、それ以上に主なる神がそのように定め、教えておられたことを重視したい。
妻と夫を単純に強さで比較するなら、妻の方がはるかに強い部分もあるだろうし、個人的な強弱は夫婦によっても違う。我が家の場合は、妻のコミュニケーション能力は私と比べてはるかに高く、家族の会話では家族ひとりひとりのことをよく理解している。また生活の知恵は妻の方が長けていて、行政関係はもちろん、生活の工夫をする点では家庭をしっかり支えている。
妻の弱い点や苦手の点については夫である私が理解しなければならないし、また共に暮らす上で、コミュニケーションを綿密にとりながら、歩調を合わせていく努力は欠かせない。
そして妻が、いのちのめぐみを共に受け継ぐ者であるということである。私は主イエス・キリストにあって救われ、あらゆるいのちの恵みを主から頂いた。妻も然りである。二人で共に受け継ぐ恵みが豊かに与えられている。妻に対する尊敬を決して失わないようにしたい。
さらに自分が祈る者であるということだ。私の祈りが、妨げられないようにしたい。主は私の祈りを聞いてくださるのだから、主の声に耳を傾け、主の声に聞き従っていきたい。
愛する天のお父様、あなたの声を聞き、実行に移すことができますように。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。