おとずれ

「ヨアブは彼に言った、「きょうは、おとずれを伝えてはならない。おとずれを伝えるのは、ほかの日にしなさい。きょうは王の子が死んだので、おとずれを伝えてはならない」。 」(サムエル記下 18:20)

おとずれとは知らせのことだ。ザドクの子アヒマアズは言った、「わたしは走って行って、主が王を敵の手から救い出されたおとずれを王に伝えましょう」。」(サムエル記下 18:19)というと、ヨアブは彼に言った、「きょうは、おとずれを伝えてはならない。おとずれを伝えるのは、ほかの日にしなさい。きょうは王の子が死んだので、おとずれを伝えてはならない」と答えた。

ヨアブはクシびとに言った、「行って、あなたの見た事を王に告げなさい」。クシびとはヨアブに礼をして走って行った。 

ザドクの子アヒマアズは重ねてヨアブに言った、「何事があろうとも、わたしにもクシびとのあとから走って行かせてください」。ヨアブは言った、「子よ、おとずれの報いを得られないのに、どうしてあなたは走って行こうとするのか」。 彼は言った、「何事があろうとも、わたしは走って行きます」。ヨアブは彼に言った、「走って行きなさい」。そこでアヒマアズは低地の道を走って行き、クシびとを追い越した。」(サムエル記下 18:21-23)

良い知らせは直ぐにでも伝えたいものであるが、悪い知らせがあると、悪い知らせは先に伝えられ、良い知らせは後から伝えるというのがヨアブのやり方であった。しかし良い知らせを伝える担当のアヒマアズは、ヨアブを押し切って、「何事があろうとも、わたしは走って行きます」と言ってダビデの下に走って行った。

良い知らせは早く伝えるべきである。アヒマアズはヨアブの指示を破って良い知らせを伝えたが、私たちも良い知らせを伝えることに躊躇せず、堂々と伝える者でありたい。

愛する天のお父様、あなたは御子イエスを私たちのためにいけにえとしてささげ、誰でも信じる者を救うように定められました。私たちに、この良い知らせを教えてくださり、ありがとうございます。あなたを信頼します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。