助言
「モーセのしゅうとは彼に言った、「あなたのしていることは良くない。 あなたも、あなたと一緒にいるこの民も、必ず疲れ果てるであろう。このことはあなたに重過ぎるから、ひとりですることができない。」(出エジプト記 18:17-18)
モーセは座って民をさばいたが、民は朝から晩まで、モーセのまわりに立って待っている状態だった。
モーセのしゅうとは、彼がすべて民にしていることを見て、言った、「あなたが民にしているこのことはなんですか。あなたひとりが座し、民はみな朝から晩まで、あなたのまわりに立っているのはなぜですか」。」(出エジプト記 18:13-14)
モーセの舅のイテロが言っていたのは、モーセのやり方が非効率的で非効果的であるということだった。モーセも民も疲れてしまうやり方だったからである。
イテロは助言した。「また、すべての民のうちから、有能な人で、神を恐れ、誠実で不義の利を憎む人を選び、それを民の上に立てて、千人の長、百人の長、五十人の長、十人の長としなさい。 平素は彼らに民をさばかせ、大事件はすべてあなたの所に持ってこさせ、小事件はすべて彼らにさばかせなさい。こうしてあなたを身軽にし、あなたと共に彼らに、荷を負わせなさい。」(出エジプト記 18:21-22) イテロの助言は理にかなっていたので、モーセはイテロの言う通りにした。
私たちの周りには助言者が多くいる。彼らの助言に耳を貸すなら、私たちはより効率的、効果的に働きを進め、疲弊してしまうことを避けることができるかもしれない。
神は聖書の言葉だけではなく、人々を通して語られるお方である。神の知恵を見極めて取り入れていきたい。
愛する天のお父様、あなたの知恵をありがとうございます。知恵ある言葉に耳を貸す者でありますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。