みなに仕える

「あなたがたのうちで一番偉い者は皆に仕える者になりなさい。だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。」(マタイの福音書 23:11,12)

一番偉い人は、皆から仕えてもらう人ではなく、皆に仕える者である。世の中では一般的に偉い人は特別扱いされ、肩書きで呼ばれ、尊敬される対象である。しかし真に偉い人は、むしろ自分を低くし、人々の必要に応えるために最善を尽くす人だ。

一番偉い人は、何かしらの秀でたものを持ち、知的体力的に他人のために動ける人である。

ならば地位にしがみつき、権力を振り翳し、他人を見下げるのは実に恥ずかしいことだ。他人の福利のために精一杯力を尽くし、問題が解決されるのを見届けるのが然るべき姿である。

教育や経済、技能は皆に仕えるために用いたい。貧しさや苦しみの中にいる人に寄り添い、人々が大事にされ、また助けを得て幸福感を得られるなら、私たちは真の意味で、あらゆる人たちに仕えることができる。みなに仕える人々をリーダーと呼ぶ。

愛する天のお父様、あなたが私たちに仕えてくださったように私たちも仕えることができますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。