人の歓心を買うと罠に嵌まる
「さて、二か年たった時、ポルキオ・フェストが、ペリクスと交代して任についた。ペリクスは、ユダヤ人の歓心を買おうと思って、パウロを監禁したままにしておいた。」(使徒行伝 24:27)
人の歓心を買うとは人の気に入るようにつとめたり、人の機嫌を取る行為だ。
総督ペリクスは、約二年の間、ユダヤ人の歓心を買おうと思ってパウロを監禁したままにしておいた。パウロとしては大変迷惑な話だが、ユダヤ人の歓心を買うためにパウロの自由は奪われてしまった。
監禁は劣悪な人権侵害だが、パウロの獄中書簡として知られる「ピリピ人への手紙」「コロサイ人への手紙」「ピレモンへの手紙」「エペソ人への手紙」はおそらくこの時期にパウロによって著され、今日の私たちに大きな励ましを与えている。
人の歓心を買うあまりに他人を不幸に陥れてしまう罠に嵌まらないようにしたい。私たちはあるがままで神に愛されている。他人に取り入る必要はない。主が私たちを御心のままに祝福してくださるのだから、主に信頼しよう。
愛する天のお父様、あなたは私たちをあるがままで愛し、私たちを祝福で満たしてくださいます。あなたに信頼します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。