七千三百三十七人
「会衆は合わせて四万二千三百六十人であった。 このほかに男女の奴隷が七千三百三十七人、歌うたう者が男女合わせて二百四十五人あった。 その馬は七百三十六頭、その騾馬は二百四十五頭、 そのらくだは四百三十五頭、そのろばは六千七百二十頭であった。」(ネヘミヤ記 7:66-69)
会衆は合わせて四万二千三百六十人であったとある。この意味について、ある説教者が、細かい数が記され、記録されているのは、一人一人の存在が大切だからだと言った。
特に注目したいのは、男女の奴隷が七千三百三十七人と記されているところで、上の言葉から言うならば、男女の奴隷の存在さえも、神の民の中では大切にされてきたということである。
ある時代の、ある場所では、奴隷は名前ではなく番号で管理されていた。またある場所においては記録さえされていなかった。人権が叫ばれ始めたのは近年になってからであり、長年にわたり世界的には人権が守られてこなかったのは悲しい現実である。
人間社会では、残念ながら人として尊厳を軽視してきた事実がある。しかし神は私たちの存在を尊び、祝福を喜びと平安で満たしてくださる。
私たちのことを名前で呼び、一人一人を尊んでくださる主に感謝したい。
愛する天のお父様、あなたが私たちを一人一人、名前で呼んでくださることを感謝します。あなたの愛を感謝します。主イエスキリストの御名によって、アーメン。