私たちが恐れるべき相手

「わたしは見めぐり、立って尊い人々、つかさたち、およびその他の民らに言った、「あなたがたは彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、あなたがたの兄弟、むすこ、娘、妻および家のために戦いなさい」。」(ネヘミヤ記 4:14)

イスラエルの民がエルサレムの城壁を再建していた時、彼らの工事を妨害しようとする者たちがいた。敵は言った、「彼らの知らないうちに、また見ないうちに、彼らの中にはいりこんで彼らを殺し、その工事をやめさせよう」。」(ネヘミヤ記 4:11)

そこでネヘミヤは民につるぎ、やりおよび弓を持たせ、城壁の後の低い所、すなわち空地にその家族にしたがって立たせた。 ネヘミヤは見めぐり、立って尊い人々、つかさたち、およびその他の民らに言った、「あなたがたは彼らを恐れてはならない。大いなる恐るべき主を覚え、あなたがたの兄弟、むすこ、娘、妻および家のために戦いなさい」。」(ネヘミヤ記 4:13-14)

そこでイスラエルの民はみな城壁に帰り、おのおのその工事を続けた。 その日から後は、彼らの半数は工事で働き、半数はやり、盾、弓、よろいをもって武装した。そしてつかさたちは城壁を築いているユダの全家の後に立った。 荷を負い運ぶ者はおのおの片手で工事をなし、片手に武器を執った。 築き建てる者はおのおのその腰につるぎを帯びて築き建て、ラッパを吹く者はネヘミヤのかたわらにいた。 

彼らは、エルサレムの内に宿り、夜はわれわれの護衛者となり、昼は工事をし、その衣を脱がず、おのおの手に武器を執っていた。(ネヘミヤ記 4:15-18, 21-23)

戦争は多くの人々に悲劇をもたらすことは歴史が証明している。だから戦争は極力避けなければならない。破壊、殺害、強奪などは人に不幸をもたらし、一部の人間の利得となるのは理不尽極まりない。

昨今の中東情勢で、イスラエルへ繰り返されるテロ攻撃があり、自国防衛のため、テロリスト掃討作戦に出て、報復攻撃を繰り返し、犠牲者が出ているようだ。これら一連の報道が偏ることなく事実関係をしっかり伝え、私たちもその内情をはっきり見据えていくことが大切ではないだろうか。

自分の前に置かれたプロジェクトに取りかかる上で、敵対する者たちからも自分を守り、知恵を持って神の働きを推し進めていくことが大切だ。

私たちが恐れるべき相手は血肉の人間ではなく、目に見えない天地を支配して全知全能の神だ。

愛する天のお父様、あなたのご計画が実現するために、邪魔する者から守るための知恵と力をお与えください。全てをご存知でいらっしゃるあなたに信頼します。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。