良い地

「また、別の種は良い地に落ち、生長して百倍の実を結んだ。」イエスはこれらのことを話しながら、大声で言われた。「聞く耳のある者は聞きなさい。」(ルカの福音書 8:8)

植物の栽培において重要な要素の一つは、良い地である。良い地とは、よく耕された地である。

土を柔らかくし、水はけや通気性を高めることで、根の成長を促進させる。また有機質肥料を使って土地の肥沃化もすることで農産物の質と量を維持できる。化学肥料や合成農薬に頼らずに農産物を栽培する有機農業は耕地を長期にわたって持続可能な状態に保ち、土壌生物の多様性と活動を促進する。さらに、作物の輪作や間作を行うことで、土壌疲労を防ぎ、病害虫のリスクを減らす効果がある。良い地に落ちた種は生長して百倍の実を結ぷ。

イエスが種に例えたのは、みことばである。みことばは神の言葉だ。神の言葉は私たちに植えられることで、百倍の実を結ぶことができる。

その実を結ぶかどうかは私たちの心がよく耕されているかどうかによる。

この話の中で、道端に落ちた種が出てくるが、この種は人に踏みつけられ、空の鳥が食べてしまったという。(5節) これについてイエスは、道端に落ちたものとは、みことばを聞いても信じて救われないように、後で悪魔が来て、その心からみことばを取り去ってしまう、そのような人たちだ、と解説された。(12節)

私たちの心がみことばによって耕されていないと、信じて救われないように、後で悪魔が来て、その心からみことばを取り去ってしまう。私たちは心を耕し続けることが大切だ。どのように耕したら良いのだろうか?

私たちが心から神の言葉、真理を求めることが大切ではないか?人々は道端のように私たちの心を踏みつけていくかもしれない。そのようなときに、私たちは心を主に向け、主に祈り、真理を求め続けることが大切だろう。

そのような心の状態になったときに、主からの言葉は私たちの心に根を下ろし、やがて百倍、千倍の実を結ぶようになる。

愛する天のお父様、あなたの言葉をありがとうございます。今日も心にあなたの言葉を受け入れます。主イエス・キリストの御名によって、アーメン。