平和をつくる人々
「しかし、上からの知恵は、まず第一に清いものです。それから、平和で、優しく、協調性があり、あわれみと良い実に満ち、偏見がなく、偽善もありません。義の実を結ばせる種は、平和をつくる人々によって平和のうちに蒔かれるのです。」(ヤコブの手紙 3:17,18)
平和をつくる人は、口での失敗が少なく、自分の言葉をよく見張る。上からの知恵は、まず第一に清いものであるから、私たちの心の質が問われる。邪であったり、汚れたりしているのではなく、神によって清めていただいており、そこから産み出される清さを持つ。
また平和を作ろうとして言葉を発しているのか、それとも利己的な理由から自己肯定して他者否定するような言葉を発し、争いや分断をもたらすような言葉を発しているのかで全く違う。
優しく話せるのか、それともぶっきらぼう、無関心、煩わしさを表して話すのかで違う。
話をする時に協調性があるのか、あるいは自己主張して対立してしまうのかという点も大切だ。
あわれみと良い実に満ちた言葉が大切だ。間違いや失敗に対してあわれみの言葉をかけたい。腐敗した実よりも瑞々しい新鮮で香り豊かな実を実らせた言葉がけをしたい。
偏見のない言葉は、偏見のない考え方から来る。また偽善の言葉には裏表あるがあるから、しばらくすると矛盾に気づく。
義の実を結ばせる種は、平和をつくる人々によって平和のうちに蒔かれる。神の正しさを表す言葉を語りたい。
愛する天のお父様、あなたが私たちに知恵をくださり、語るべき言葉をお与えください。主イエスキリストの御名によって、アーメン。