タイトル: 預言者よりもイエス様に聞こうとする姿勢

タイトル: 預言者よりもイエス様に聞こうとする姿勢
聖句:”神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、 この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。神は御子を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。 御子は神の栄光の輝き、また神の本質の完全な現れであり、その力あるみことばによって万物を保っておられます。御子は罪のきよめを成し遂げ、いと高き所で、大いなる方の右の座に着かれました。 御子が受け継いだ御名は、御使いたちの名よりもすばらしく、それだけ御使いよりもすぐれた方となられました。” ヘブル人への手紙 1章1~4節 聖書 新改訳2017©2017新日本聖書刊行会
観察:
            ヘブル人への手紙の著者は、次のように書き始めています。「神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、 この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。神は御子を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。」神様と人とのコミュニケーションの仕方が変わったのです。これまでの預言者を通して、様々な方法で、人々に語られていましたが、神様が任命した御子であるキリスト・イエスのみを通して語る方法へと変更されました。

           今日、神様はイエス・キリストを通して語られています。私たちは、自分たちのことを使徒だとか預言者だとかと呼んで、キリストのみことばを語ろうとする人たちを待たなくて良いのです。キリストはすでに私たちのうちにおられ、日々私たちに語ってくれています。神様はイエス様を万物の相続者と定め、御子によって世界を造られました。
            もし神様が私たちのうちにおられるイエス様を通して語られることを選ばれたのであれば、どうして多くのクリスチャンはイエス様を聞こうとしないのでしょうか?これは、イエス様に日々そして継続して耳を傾けることの大切さについての注意喚起としてのとても強いメッセージです。キリストのみことばを聞く練習をしていけば、私たちは決して妄想を持ったり、誤った方向に連れて行かれることはありません。多くの信者が、いわゆる預言者と呼ばれる人たちによって間違った道に導かれてしまっています。もちろん、預言の賜物を持った信者の人たちが存在するのは確かですが、そのような人たちは、旧約の時代の預言者のような役割を担っているわけではありません。イエス様の声が私たちの霊的な歩みの中で最も信頼のおける道案内なのです。 
            主が言われていることだという思いで私についての預言をしたいと私のところに来る人には常に警戒すべきであることを学びました。自分について預言してくれる人を探そうとすることをやめること。キリストのみことばがあなたに語られることを熱望すること。これは、みことばを毎日読むこと、そして、私たちのうちに住まわれる聖霊からの声に従うことで可能になります。識別力を働かせ、偽預言者に騙されることなく、道案内を求め、キリストのみことばにより頼むことは極めて重要です。
            キリストとはどんなお方なのか。キリストは;·      私たちのうちに住まわれる天のみ父の声·      神様から万物の相続者として定められた·      この世界を造られた·      神様の栄光の輝き·      神様の本質の完全な現れ·      

みことばによって万物を保っておられる·      

罪のきよめを成し遂げられた·      

いと高き所で、大いなる方の右の座に着かれている·      

御使いたちの名よりもすばらしいイエス様のみことばは、キリストとはどんなお方であるか、そのご性質をもってして、日々、私たちの心を惹きつける声です。

私たちが日々誰が私たちに語られているのかを理解する時、私たちは神様が何を言わんとしているかを私たちに語ろうとする他の声は必要ではなくなります。 福音書には、イエス様がヨルダン川で洗礼を受ける話が記されています。その時、天からの声がありました。これは私の愛する子、その子を私は喜ぶ。彼の言うことを聞きなさい、と。ですから、他の声を聞くよりも、イエス様に聞き、それを熱望していきましょう。  適用:            キリストのみことばを読み、聖霊の語ること、聖霊の私を導く声に敏感になることを通して、キリストの声を毎日聞いていくことを私の習慣としていきます。私は、他の人から聞きたいことより、イエス様が語られることに忠実でありたいです。
祈り:            天のお父様、この最後の日に、あなたがイエス様を通して私たちに語ってくださっていることに感謝します。どうか、あなたの聖霊が私に語りかけ、あなたの義の中で私を導き続けてくださるよう祈ります。あなたの聖なるみ名を恐れ、あなたのみことばに従うことができるよう、私に教えてください。私は常にあなたの知恵と導きを求めていきます。アーメン!