心が転じないために

「主はかつてこれらの国民について、イスラエルの人々に言われた、「あなたがたは彼らと交わってはならない。彼らもまたあなたがたと交わってはならない。彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせるからである」。しかしソロモンは彼らを愛して離れなかった。」(‭‭列王記上‬ ‭11‬:‭2‬)

主がイスラエルの民に、異国の人々と深入りした関係にならないように警告したのは、彼らは必ず彼らの心を転じて異国の神々に従わせるからであった。

異文化交流において、良い部分を取り入れ、悪しき部分は取り込まないことは大切だ。しかしその見極めは困難であり、感情移入し過ぎると、足元を掬われかねない。

「ソロモン王は多くの外国の女を愛した。すなわちパロの娘、モアブびと、アンモンびと、エドムびと、シドンびと、ヘテびとの女を愛した。

主はかつてこれらの国民について、イスラエルの人々に言われた、「あなたがたは彼らと交わってはならない。彼らもまたあなたがたと交わってはならない。彼らは必ずあなたがたの心を転じて彼らの神々に従わせるからである」。

しかしソロモンは彼らを愛して離れなかった。 彼には王妃としての妻七百人、そばめ三百人があった。その妻たちが彼の心を転じたのである。 ソロモンが年老いた時、その妻たちが彼の心を転じて他の神々に従わせたので、彼の心は父ダビデの心のようには、その神、主に真実でなかった。

これはソロモンがシドンびとの女神アシタロテに従い、アンモンびとの神である憎むべき者ミルコムに従ったからである。 このようにソロモンは主の目の前に悪を行い、父ダビデのように全くは主に従わなかった。 そしてソロモンはモアブの神である憎むべき者ケモシのために、またアンモンの人々の神である憎むべき者モレクのためにエルサレムの東の山に高き所を築いた。 彼はまた外国のすべての妻たちのためにもそうしたので、彼女たちはその神々に香をたき、犠牲をささげた。 このようにソロモンの心が転じて、イスラエルの神、主を離れたため、主は彼を怒られた。すなわち主がかつて二度彼に現れ、 この事について彼に、他の神々に従ってはならないと命じられたのに、彼は主の命じられたことを守らなかったからである。

それゆえ、主はソロモンに言われた、「これがあなたの本心であり、わたしが命じた契約と定めとを守らなかったので、わたしは必ずあなたから国を裂き離して、それをあなたの家来に与える。 しかしあなたの父ダビデのために、あなたの世にはそれをしないが、あなたの子の手からそれを裂き離す。 ただし、わたしは国をことごとくは裂き離さず、わたしのしもべダビデのために、またわたしが選んだエルサレムのために一つの部族をあなたの子に与えるであろう」。」(‭‭列王記上‬ ‭11‬:‭1‬-‭13‬)

ソロモンは外国の女性たちを愛したことで、偶像礼拝を始め、神から離れてしまった。神は真実の神ひとりであり、他に「神」はいない。唯一の真実の神を愛し、礼拝することは大切である。偽りのモノに従うことほど残念なことはないからだ。

神の命令を守ることで私たちの人生は神の祝福と神の恵みに満たされる。私たちには永遠のいのちが約束されている。だから主に従って歩みたい。

愛する天のお父様、あなたの言われたことに従い、守ります。主イエスキリストの御名によって、アーメン。