竿の上に掛けられた青銅のへび
「モーセは青銅で一つのへびを造り、それをさおの上に掛けて置いた。すべてへびにかまれた者はその青銅のへびを仰いで見て生きた。」(民数記 21:9)
イスラエルの民はホル山から進み、紅海の道をとおって、エドムの地を回ろうとしたが、民はその道に堪えがたくなり、民は神とモーセとにむかい、つぶやいて言った。
「あなたがたはなぜわたしたちをエジプトから導き上って、荒野で死なせようとするのですか。ここには食物もなく、水もありません。わたしたちはこの粗悪な食物はいやになりました」。
そこで主は、火のへびを民のうちに送られた。へびは民をかんだので、イスラエルの民のうち、多くのものが死んだ。
民はモーセのもとに行って言った、「わたしたちは主にむかい、またあなたにむかい、つぶやいて罪を犯しました。どうぞへびをわたしたちから取り去られるように主に祈ってください」。
モーセは民のために祈った。 そこで主はモーセに言われた、「火のへびを造って、それをさおの上に掛けなさい。すべてのかまれた者が仰いで、それを見るならば生きるであろう」。
モーセは青銅で一つのへびを造り、それをさおの上に掛けて置いた。すべてへびにかまれた者はその青銅のへびを仰いで見て生きた。(民数記 21:4-9)
火のへびはモーセに対するつぶやきと反逆に対する主のさばきであったが、青銅のへびは、すべてへびにかまれた者が仰いで見た時に、命を救った。
私たちの主イエスも、私たちを罪の滅びから救い、永遠の命を与えてくださる。罪をさばかれる神は、罪深い私たちを罪の滅びから救ってくださる。
主を仰ぎ見て生きてゆこう。
愛する天のお父様、あなたは御子イエスを私たちの救いのために与えてくださいました。ありがとうございます。主イエスキリストの御名によって、アーメン。