ただ御国を求めなさい
「そして自分の魂に言おう。たましいよ、おまえには長年分の食糧がたくさんたくわえてある。さあ安心せよ、食え、飲め、楽しめ』。 すると神が彼に言われた、『愚かな者よ、あなたの魂は今夜のうちにも取り去られるであろう。そしたら、あなたが用意した物は、だれのものになるのか』。」(ルカによる福音書 12:19-20)
私たちは目に見えるもので安心を得る傾向にある。物質的なもので自分自身の将来を守ろうとする。
しかし震災が来る度に、景気が減退する度に、また物質的な不安定さに見舞われる度に、私たちは人生の中で最も大切なものはいったい何かを考えさせられる。
一瞬にして失いかねないものに、私たちは自分の人生のすべてを委ねてしまっていないだろうか?
イエスは人々にむかって言われた、「あらゆる貪欲に対してよくよく警戒しなさい。たといたくさんの物を持っていても、人のいのちは、持ち物にはよらないのである」。(ルカによる福音書 12:15)
では私たちは何を大切にして生きていったら良いのだろうか?
イエスは言われた。「ただ、御国を求めなさい。そうすれば、これらのものは添えて与えられるであろう。」(ルカによる福音書 12:31)
私たちはただ御国を求めたい。神を信頼し、神がなされる働きに関わりたい。そうすれば私たちが心配する衣食住に関する生活の基盤は添えて与えられ、守られ、安定するからだ。
愛する天のお父様、あなたを信頼します。私たちの必要をあなたはすべて満たしてくださるからです。主イエスキリストの御名によって、アーメン。