神が祝福されたことを尊重する

「アブラハムは高齢に達し、老人となり、年が満ちて息絶え、死んでその民に加えられた。 その子イサクとイシマエルは彼をヘテびとゾハルの子エフロンの畑にあるマクペラのほら穴に葬った。これはマムレの向かいにあり、 アブラハムがヘテの人々から、買い取った畑であって、そこにアブラハムとその妻サラが葬られた。 アブラハムが死んだ後、神はその子イサクを祝福された。イサクはベエル・ラハイ・ロイのほとりに住んだ。」‭‭(創世記‬ ‭25‬:‭8‬-‭11‬)

アブラハムは多くの子どもを産んだ。知っているだけでも3人の女性たちから子どもたちは生まれた。ハガイ、サラ、そしてケトラである。神が選ばれ、祝福されたアブラハムの世継ぎの子はサラの子イサクであった。

主の祝福はサラから生まれてくるイサクであったのにもかかわらず、忍耐しきれないサラは自分の女奴隷ハガイを夫に差し出す。そのハガイから生まれてきた子がイシュマエルであり、彼はイサクを悩まし、また彼の子孫アラブ人のある一部は、イサクの子孫であるユダヤ人の一部に対して今日に至っても悩ましている。

サラが逝去した後、アブラハムは再び妻をめとった。名をケトラといい、ジムラン、ヨクシャン、メダン、ミデアン、イシバクおよびシュワを産んだ。」(創世記‬ ‭25‬:‭1‬-‭2‬) ケトラを通して得た子ども、ミデヤンはイスラエルを悩ませたミデヤン人の祖である。(民数記31章)

結婚は男一人と女一人の間で交わされものと神は定められた。しかしアブラハムは族長であり、王であったため、当時の権力者の象徴である一夫多妻制の結婚をし、彼の子どもたちはお互いに争い、今日に至るまで民族対立をし、世界的勢力図を二分するほどの大きな問題へと発展した。

神が定められた枠を尊重するのか、それとも自分たちの考え方を持ち出すのかは、人類誕生以来繰り返されている。

神が祝福されたことを守り行うことは退屈だろうか?

主を信頼し続ける力を養いたい。

愛する天のお父様、あなたの御心を行う者でありますように。主イエスキリストの御名によって、アーメン。